【書評】

西東京市近隣から消えた駅は?
野洲 修(西東京市在住)
 

 プロ野球・東京ヤクルトの愛称「スワローズ」が、鳥のツバメを指すことは良く知られている。戦後まもなく、国鉄球団として発足した当時の看板列車、特急「つばめ」号にちなむ。では、球団草創期の本拠地球場がどこにあったかご存じだろうか。

新聞・雑誌の生き残る道はどこに
野洲 修(西東京市在住)

 著者は、日本を代表する経済誌のウェブ版編集長。紙媒体の職場からウェブに転じ、多くの読者を獲得してきた実績を持つ。その経験を基に、紙媒体中心のメディアがウェブで稼ぐ道筋を考えたのが本書だ。

【書評】

殺害に成功したが、事件の隠蔽には失敗した
野洲 修(西東京市在住)

 金正男氏は言うまでもなく、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の兄である。今年2月13日、大勢の人々が行きかう白昼のマレーシア・クアラルンプール国際空港で暗殺された。本書は、9か月たった今なお謎が多いこの事件を、現地に駐在する新聞記者たちが丹念に追った記録だ。

【書評】

完全試合第2号投手武智文雄の知られざる生涯
野洲 修(西東京市在住)

 完全試合。野球の投手にとって、大きな目標である。何しろ、走者を1人も出さずに9イニングを投げ切って勝つのだから。80年を超す日本のプロ野球で、達成したのはわずか15人。ここ23年間は記録されていない。

【書評】

たくましく生きる人々の貴重な記録
野洲修(西東京市在住)

 英国ロンドン東部のスラム街で1950年代、修道院に所属する助産師として働いた女性が、当時を振り返った実話である。2002年に英国で出版され、12年には国内ノンフィクション分野で最も多く読まれたという。

【書評】 宮本剛宏著『介護危機』 鏡諭編著者『介護保険制度の強さと脆さ』 師岡武男(評論家)

 私はいま西東京市に住んで老々介護の生活をしている。今年になって出版された介護関係の二冊の本『介護危機』(宮本剛宏著)『介護保険制度の強さと脆さ』(鏡諭編著)を読んだ感想を書いてみた。

さらば緊縮財政・消費税!の号砲
師岡武男(評論家)

 アベノミクスの行き詰まり打開の決め手が「財政出動」であることが、よやくクローズアップされつつある。  経済大国・軍事大国アメリカの復活を目指すトランプ大統領が、大型のインフラ投資や軍備拡大の積極財政を打ち出し、ヨーロッパでは反緊縮政策のうねりが高まっている。しかしわが日本のアベノミクスは、まだデフレ脱却、景気回復の目途が立たない。一部に人手不足の産業・企業はあるが、国民生活は所得や雇用の不安感に包まれている。

この経済政策_松尾400【書評】

アベノミクス以上の景気対策を
師岡武男(評論家)

 アベノミクスの実績について、世論には、「景気回復の実感がない」「貧困と格差が拡大した」などという不満がかなり多い。しかしこの本は、安倍政権が今後、世論の不満に応える政策展開をする可能性が十分あると推測する。そして選挙で勝って、憲法改正の野望実現に王手をかけるかもしれない、と。それを防ぐには、左派・リベラル派が安倍政権以上にはっきりした景気拡大策を打ち出す必要がある、と主張し、その具体策を提唱している。

超インフラ論【書評】

災害大国、デフレ大国への対策
師岡武男(評論家)

 今の日本は、大小の震災、水害のひっきりなしの襲来、あちこちで火山の噴火、最大の人災である原発事故の生々しい被害、いまだに先の見えないデフレ経済続きなどで、国中に不安な空気がただよっている。それらをそっちのけにして、政府は武力行使拡大立法にのめり込んできたが、自民党の谷垣幹事長は「安保立法の後は経済対策だ」と語っていた。

会議は踊る01

【書評】「どうすべきか」「どう考えるべきか」が浮かび上がる  師岡武男(評論家)

 東久留米、小平、狛江という近隣の自治体の最近の出来事で、人々の関心を引いたはずのものを取り上げ、「何が」「なぜ」起こったかを書いた本。東久留米は前馬場市長とイオン誘致問題、小平は都道建設計画と住民投票、狛江は共産党市長の長期政権などについて「何が、なぜ」を中心に、自治体運営の問題点を追求している。

「武力信仰」表紙

【書評】美しい言葉に騙されるな 師岡武男(評論家)

 戦後労働法を学んだ陸軍将校生徒の米寿の記、という副題のついたこの本の著者は、少年時代に「神国」「皇国」「世界平和」「植民地解放」「大東亜共栄圏」等々の美しい言葉を信じ込んで、軍国主義国家の幹部への道を歩んだ人生を後悔し、戦後の民主主義・平和主義の憲法下で、労働法の大学教授・弁護士として活躍してきた。

『国策通信社「同盟」の興亡』表紙【書評】国策通信社と国策新聞・国策放送について

師岡武男(評論家)

 世の中の出来事を人々に伝える新聞、通信、放送、出版などの情報活動は、本当のこと(真実)を正確・公正に知らせるのがその社会的責任である。間違った嘘の情報には誤報、虚報、捏造(偽報)などいろいろあり、それぞれ性質に違いがあるが、真実に反することは共通だ。