小金井市議会の中継システム報告 西東京市議会の運営委員会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2017年7月14日

 西東京市議会の委員会ネット中継問題を検討してきた議会運営委員会(佐藤公男委員長)が7月13日に開かれた。議会事務局の報告によると、調査した小金井市の中継・録画配信システムを取り入れた場合、初期経費は設備機材など約10万円、パソコンや回線使用料などの経常経費は年間30万円程度だった。これらの報告を基に委員長らが中継提案をまとめ、9月予定の次回審議で詰めることになった。

 議会事務局の安藤智昭次長の報告によると、小金井市議会のシステムは無料のYouTubeを使う。用意するのは専用パソコンの他、インターネット回線、LANケーブル、Webカメラなど。中継用のWebカメラも「1万円を切る」程度という。専門スタッフは配置せず、事務局職員が通常業務として実施していた。西東京市でも「人員増なし、現行人員で可能」と述べた。

 小金井市議会の場合、カメラは傍聴席に三脚を立てて中継していた。西東京市は天井から吊り下げる方式を検討する。音声システムは委員会の現行方式を踏襲できるため「暫時休憩の場合は音声が切断されるけれども、映像はそのまま流れる。長時間休憩の場合は、映像停止も可能」との説明だった。

 委員会中継は費用問題が懸念されていた。しかし導入費用も運用経費も「これまで議論してきた数字と一桁違う。安い」との声が上がった。各会派から反対や異論は特に出なかった。

 インターネット回線は議会事務局まで引き込まれているので、実施には委員会室まで延長する工事が必要になる。この工事費なども併せて導入経費を見積もり、次回の委員会までに委員長・副委員長が提案をまとめて各会派で議論することになった。

 このほか、同委員会が視察した久慈市(岩手県)と八戸市(青森県)両議会のタブレット導入の報告が事務局からあり、議題に取り上げて今後話し合うことになった。
(北嶋孝)

 

 

【関連リンク】
・小金井市議会インターネット中継・録画配信(小金井市議会

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