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約9000基の燈籠灯る 小平グリーンロード灯りまつり

By in 歴史・文化, 楽しむ on 2017年8月6日

あじさい公園

 小平市に古くから伝わる地口行燈を伝承する「小平グリーンロード灯りまつり」が8月5日夕暮れから、市内狭山・境緑道沿いの公園や広場を中心に開かれた。今回で12回目。市民らが手作りした燈籠やペットボトルで作った燈籠約9000基が温かい灯りで通りを包み込んだ。

 地口行燈は、江戸時代中期に流行した、歴史上の人物やことわざなどを駄洒落で表現し、風刺画を描いたもの。後に武蔵野地域に広がり、同市内でもその流れを汲み神社の祭事として参道などに飾っていたという。市では地域おこしの一環として、地口燈籠を盛り上げようという住民の意向を受け、恒例イベントとして実施している。燈籠は、市主催の工作教室や市内各公立小中学校の授業でも作製しており、市民らがまつり会場に持ち寄った。

 

ふるさと村で鈴木ばやし定期演奏会

ふるさと村

 会場は、西武新宿線花小金井駅から小平駅間の狭山・境緑道沿い10カ所の公園や広場の他、西武国分寺線鷹の台駅近くの中央公園、ふれあい下水道館、市内西部にある、こもれびの足湯の計13カ所に設置された。

 

花小金井駅南口

 

 当日午後6時30分、各会場に一斉に灯りがともされた。花小金井駅南口を降りると、赤色と青色の波線が描かれた本職の作品や子どもたちが作製した燈籠が並んでいた。小平ふるさと村では、燈籠を前に市の無形民俗文化財に指定されている鈴木ばやしの定期演奏会があった。また手打ちの小平糧うどんも提供され、来場者は燈籠の灯りを眺めながら舌鼓をうっていた。

 天神町じゃぶじゃぶ公園では、地元の秀峰会自治会が、高低差がある公園の地形を利用して燈籠を並べ、祭りのムードを盛り上げていた。

 

天神じゃぶじゃぶ公園

あじさい公園

 

 市内の紫陽花の名所「あじさい公園」は窪地にあり、通りから見下ろすと幻想的な灯りの輪が広がっていた。模擬店も並び多くの人で賑わった。

 灯りまつり実行委員会委員の井上昭子さんは「昨年は13会場合わせて、約4万7000人の来場者がありましたが、今年はもっと多いかもしれません。たくさんの方にこのお祭りを知っていただけて嬉しい」と話していた。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・灯りまつり(市報こだいら 平成29年7月20日、PDF

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

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