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屋敷林の元当主高橋敬一さんの百歳祝う 地元関係者ら100人集まる

お祝いの花束贈呈

 西東京市下保谷四丁目の旧高橋家屋敷林の元当主、高橋敬一さんの百歳を祝う会が4月29日、屋敷の中庭で開かれた。地域の自治会や団体、市の職員など約100人が駆けつけ、屋敷林の保護や町の発展に寄与したことに感謝の意を表した。

 高橋家はかつて、有力農家の一つで組頭くみがしらを務めており、当主 は屋号と同じ「おかしら」と呼ばれてきた。広大な土地と屋敷林を所有してきた高橋敬一さんは、江戸期から受け継いできた屋敷林を残し、所有地の一部を市に提供するなど、数多くのまちづくり事業に貢献してきた。

 29日当日、まず主催者のタケノコ会会長の今泉絹衣さんは「おかしらさんが、屋敷林を残してくださったことを幸せに思います。そのおかげでこの辺りの空気も美味しいです。敷地内で野草園を開かせてくださったり、あらやしき公園や道路も寄付していただきました。地域住民は本当にお世話になっています。感謝いたします」と挨拶した。

 続いて、地元商店会や自治会、合併前から続く保谷青年会議所OB会から、花束が贈呈され、参加者全員声を合わせてお祝いの言葉を読み上げた。

 

丸山市長(左)と高橋敬一さん(右)乾杯

 

 その後、西東京市の丸山浩一市長が、「市は2012年に屋敷林を特別緑地保全地区に指定し、翌年から5年間かけて買収し、昨年12月に市の所有になりました。行政としても立派な社会資源である屋敷林をどのように保全活用していくかがおかしらからの宿題でもあります。次世代の子どもたちへ続くように、団体のみなさんの声を聞きながらじっくり計画を作りたい」などど述べた。

 乾杯の発声とともに宴会が始まった。。祝う会は、16年前、旧保谷市の商工会青年部がこの場を借りて開いた「蟹まつり」が発端だという。会場には多数のテントが張られ椅子テーブルが並べられた。山盛りになった蟹、タケノコ料理、鉄板焼きなどが用意され、ビールやワインのカップが次々に空になった。ビール好きだという高橋さんも楽しそうな表情を見せていた。

 

山盛りの蟹

高橋敬一さんを囲んで合唱

 

 高橋さんを囲み「朧月夜(おぼろづきよ)」なども合唱した。「5月1日で満100歳になります。戦争も経験したのに運がよかった。来年もよろしくお願いします」と高橋さんが笑って挨拶すると会場からは大きな拍手が沸き起こった。
(柿本珠枝)

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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