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住民のスタッフが150人! 地域防災イベント「るるるバザール」

By in 交流・共生, 災害・防災 on 2018年5月16日

午前9時にぞくぞくとスタッフが集まってきた

 防災プログラムとおもちゃの交換会を組み合わせたイベント「るるるバザール」が5月13日、西東京市と東久留米市にまたがるひばりが丘団地エリアで開かれました。なぜそういう組み合わせなのか。スタッフがそれほど集まる秘密は…。このイベントに参加した梶原美佳さんの報告です。(編集部)

 おもちゃの交換会と楽しくアレンジした防災プログラムの組み合わは、神戸の震災を体験した人たちが試行錯誤し生み出した防災イベント方式。今回はそれにプラスして、マンションや自治会、団体の垣根を越えてこの地域全体のつながりを作ることも大きな目的となっている。ひばりが丘団地エリアの住民を中心に、事前準備会も2回開いた。その積み重ねもあって当日は150人ものスタッフが集まり、20個ほどのブースを出した。始まって1時間後に雨が降り出したけれど、たくさんの人が会場のたんぽぽ広場でイベントを楽しんだ。

 

人形劇に子どもはくぎづけ。演じる方は台本を読みながら人形を動かす

 プログラムはどれも一工夫され、楽しみながら防災知識も身につくように作られている。防災カードゲームや家具転倒防止の間違い探し。毛布で担架を作ってカエル人形を運ぶタイムを競うゲームもある。紙食器作りや、身近なものを使った応急手当の方法も学べる。団地近くの中原小学校保護者らが集まる「おやじの会」は、空き缶を使ってアルコールバーナーを作る体験コーナーを開いた。ひばりが丘団地自治会が準備した、炊き出しの豚汁とアルファ米の炊き込みご飯は大人気だった。地場産野菜の販売や缶詰販売などもあった。

 

人形のおなかの上にあるペットボトルを落としたら失格!

 使わなくなったおもちゃを持ってくると、他のおもちゃに交換できる。防災プログラムに参加してポイントを貯めると、それをおもちゃや備蓄品に交換できる。というルールなので、こども達は時間の許す限り、いろいろなプログラムに参加してポイントを貯めていた。

 

子どもたちは広場の真ん中にあるおもちゃの山に吸い寄せられる

 

 雨のせいで予定より30分早く体験プログラムが終了し、最後のイベント「オークション」が始まった。人気の高いおもちゃは、貯めたポイントで参加できるこのオークションにかけられる。「自分の貯めたポイントを数えてくださいね」といわれ、こども達は真剣に数える。人気のおもちゃは何人も手が上がる。「10ポイント」「12ポイント」「21ポイント!」。持っているぎりぎりのポイントで目当てのおもちゃを手に入れた子どもは、満面の笑みでおもちゃを抱えていた。貯めたポイントは、来年も使えるという。

 

炊き出しは200食! カレー、チキン、五目、わかめの4種類

 

 スタッフとして参加した藤本正俊さんは「イベントの手伝いをすると、ふだん会えない人に会えるし、少しずつ知り合いも増えてコミュニティも広がっている」と話す。「大人向けのプログラムもけっこうあるので、もっと大人の人にも来てもらえるように工夫していきたい」と話すのは大熊拓也さん。二人とも新しくできた近くのマンションに住んでいる。古くからあるひばりが丘団地の自治会や新しくできたマンションの住民、近くで活動する団体などが同じイベントに積極的に参加している。

 今回の企画に協力したNPO法人プラスアーツの小倉丈佳さんは「一番大事なのはこの防災イベントを地域の皆さんで続けることです」と最後に話していた。雨の中の後片付けで、スタッフはずぶぬれになりながらも、楽しそうにてきぱきと働いていた。今回は地域のエリアマネジメントを行う、一般社団法人まちにわひばりが丘が旗を振った。その協力期間はあと2年で終わるとの事。来年のるるるバザールは晴れますように。
(梶原美佳)(写真は筆者提供)

 

【関連リンク】
・ひばりが丘にあつまれ! るるるバザール(まちにわひばりが丘

 

【筆者略歴】
梶原美佳(かじわら ・ みか)
 東京生まれ。千葉県育ち。 現在西東京市ひばりが丘在住14年。 建設業で建築士として勤務後、専業主婦。 マンションの自治会役員、西部地域協力ネットワーク副会長。

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