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1500本が色鮮やか 小平市の「あじさい公園」

By in みどり-環境 on 2018年6月4日

夏の野はさきすさびたるあぢさゐの花に心を慰めよとや(俊恵法師)

 青や紫、ピンクの色鮮やかなアジサイが、小平市の「あじさい公園」で例年より早く見頃を迎えた。窪地にある公園には約1500本が咲き誇り、来場者の目を楽しませている。

 ゆるやかな斜面が広がる約2800平方メートルの園内には、花の中心を萼(がく)が囲む「ガクアジサイ」や「ホンアジサイ」が色づいている。そばを通る緑道「小平グリーンロード」から園内を見下ろす人や写生を楽しむ人もいた。

 

あぢさゐの花のよひらにもる月を影もさながら折る身ともがな(源俊頼)

紫陽花に雫あつめて朝日かな(加賀千代女)

 

 この公園は1974年、同市があじさいの名所を作ろうと設置した。一時期は周辺樹木の日影になりアジサイは絶滅の危機にあったが、市が、樹木を伐採し残った伐り株から出た新芽を利用して樹木の更新を図る「萌芽更新」を行い、生まれ変わったという。その後も市民ボランティアなどの手入れでアジサイは維持されている。

 

茜さす昼はこちたしあじさゐの花のよひらに逢ひみてしがな(『古今和歌六帖』から)

紫陽花やきのふの誠けふの嘘(正岡子規)

 

 6月13日から16日にはグリーンロード推進協議会主催の「第6回こだいらあじさい祭り」が開かれる。アジサイの剪定・挿し木講習会なども行われる。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・あじさい公園(小平市

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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