ひばりが丘団地自治会の「夏まつり」 近隣団体もそろって出店

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2018年7月14日

黄昏どきに盆踊りを見る

 ひばりが丘団地自治会主催の「夏まつり」が7月14日夕、団地近くのたんぽぽ広場で始まった。15日午前は子どもの山車が団地内を練り歩き、夕方は前日と同じ出店と盆踊りで幕を閉じる。

 14日午後5時30分。自治会長篠原重信さん(67)の挨拶で「夏まつり」が始まった。日は傾いていても、空の青はまだ広がっている。広場には子どもたちの姿が多い。自治会の店舗に並ぶビールやジュースを求めて大人たちがやって来る。唐揚げやモツ煮のお店も大繁盛だった。

 

暑い夕暮れ。かき氷が売れる

スーパーボールすくい。こどもも大人も夢中

 

 自治会のテント前に長い列ができている。近寄ると、かき氷売り場だ。猛暑は夕方になっても鎮まらない。飲料水も飛ぶように売れている。向かいにスーパーボールすくいのコーナーもある。2歳から5歳児まで預かる「たんぽぽ幼児教室」の職員らが担当している店だった。近くの西東京市のひばりが丘児童センターのスタッフも店を出している。

 

パターゴルフでホールイン

 

 団地内の分譲マンションに移ってきた人たちは、自治会とは別の地域コミュニティー組織「まちにわひばりが丘」で活動している。2年前から同じエリアのよしみで「夏まつり」に参加した。今年の出店では、厚切りベーコンを鉄板で焼く。水餃子も売る。浴衣姿の小さい子どもが綿菓子を手に入れて駆けてくる。テキパキ捌いている現役世代の大人たち。「うちのマンションから2日間で延べ47人参加の予定です。楽しいですね。みんなで地域を作る気になります」。夫妻で参加した会社員の大熊拓也さん(46)はこう話していた。

 やがて東京音頭が流れ、広場中央の櫓から太鼓の音が響く。盆踊りが始まった。大人も子どもも、踊ったり、輪になって見物したり。周りが暗くなると、提灯の明かりが闇に浮かぶ。夜が更けるにつれ、お祭が盛り上がっていった。

 

浴衣姿の子どもの輪

 

 実行委員の大室進さん(68)は「このお祭は、団地が出来て間もなく始まったそうです。もう40年か50年になるかな。周りのマンションや住宅から若い家族連れがたくさん集まって、最近は賑やかになりました」と話していた。

 お祭の合間に、東久留米市の並木克巳市長や衆院議員の末松義規氏(立憲民主党)らがやって来て挨拶した。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・平成30年度「夏まつり」ひばりが丘団地自治会主催(たんぽぽ幼児教室

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