市民説明会

音声説明を4月中に用意、個別説明も 庁舎統合方針(案)市民説明会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2015年4月19日

 西東京市はこのほどまとめた庁舎統合方針(案)の内容を誰でも聞けるように、音声による説明ファイルにして西東京市Webサイトに掲載、4月末からダウンロードできるようにする。[2015年]4月19日(日)に開かれた市民説明会で、企画部企画政策課が明らかにした。

 同課によると、市民説明会用に用意した資料をPDF化するとともに、説明内容を約30分に録音した音声ファイルを市Webサイトに掲載する予定。市民説明会での冒頭説明とほぼ同じ内容になるという。音声ファイルの掲載は、昨年の庁舎統合方針(素案)説明会の折りにも実施。160件余りがダウンロードされた。

 同課の小関俊典課長は「日時の都合が付かず出席出来ない市民には、この音声ファイルを聞いて庁舎統合方針(案)を理解していただきたい」と話している。その上で「直に説明を聞きたいとの要望があれば、少人数でも、日程が調整できるなら機会を設けたい。企画政策課に連絡してほしい」と述べた。

 市民説明会は19日から始まり、5月15日(金)まで市内12カ所で開かれる予定。この日は初回の説明会。ほぼ満席の14人の市民が参加した。

 芝久保町の男性から「保谷庁舎が取り壊されて田無庁舎に暫定統合されると、旧保谷市の方から不便になるとの声を聞いた」との発言があった。これに対して市から「保谷庁舎を取り壊すけれども、市民サービスの窓口機能は残す。できる限り不便をかけない方針だ」との説明があった。

 西東京市中央図書館と田無公民館を移転、西東京市民会館を建て替える際に合築複合化する計画になっている。これに対して向台町の男性からは「議会を傍聴したけれど、唐突に出てきた案で、プロセスがずさんではないか」との指摘があり、田無町の女性からも「市報を読んでビックリした。余りにも急。しかも計画、建設のスケジュールも決まっていて、市民の声を本当に取り入れる気があるのか」などの質問が出た。

 これに対して担当者は「例えば公民館は会議室を利用できるほか、市民企画事業を進めるなど市民と一緒に活動する社会教育機能がある。建物は移転しても、こういう機能は必須なので、図書館や市民会館と連携して社会教育機能を総合的に実現出来るように基本プランを作成したい」と答えていた。

 新町の女性からは「図書館の新町分室がなくなってしまった。新町は市の外れにあるせいか、図書館はなくなり、保育所もない。さらに頼りの中央図書館も遠く(市民会館と合築)になる。決まったことだと説明するだけでは困る。市民の声を聞いて、計画を作って欲しい」と訴えた。

 これらの問いかけに「合築複合化について、利用者のみなさんの意見を何らかの形で聞く機会を作りたい」などの回答があった。

 

【関連情報】
・庁舎統合方針(西東京市Web

 

 

北嶋孝
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