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フリーマガジン「tanappo西東京」完成披露会

投稿者: カテゴリー: 暮らしメディア・報道 オン 2015年6月30日

 西東京市の魅力を伝えるフリーマガジン「tanappo(たなっぽ)西東京」の完成披露会が6月28日(日)午前、同市田無町三丁目の文化交流施設「コール田無」で開かれた。この日お披露目された創刊号はB5版、全12ページ。タイトルは、西東京市の前身、旧田無市と旧保谷市の「読み」を掛け合わせた。第2号は今秋、第3号は来春に発行を予定している。

 

 創刊号は、柳沢駅北口商店街の特集。総菜店「旬菜工房 菜のや」、手創りかばん工房「Krakow」(クラクフ)、生活用品を扱う「丸芳商店」の3店を取り上げた。小学生の子どもたちと母親が取材、執筆した点が、この雑誌のユニークな特徴かもしれない。

 お店紹介の最後に子どもたちの感想がまとめて載っている。「(取材で)とても緊張したけど、お店の人がやさしく教えてくれたのでうれしかった」「メモを取るのが難しかった」「近くにこんなおもしろいお店があることに驚きました」。地域で育つ子どもたちの発見と実感が伝わる言葉が並んでいる。一緒に取材したあるお母さんは「苦労(?)を共にすることで、親子の絆がより深まった」との言葉を載せていた。

 

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 企画・制作は、西東京市在住の若い母親たちのライター集団「ままペンシル」。代表の三好希世乃さんは披露会で「この町の”ここ、いいね”を紹介し、みなさんと共有して楽しく過ごしたい」と挨拶。お店を訪ねて話を聞き、紹介文を書いた子どもたちに「まめ記者認定証」を渡して、取材の驚きや楽しさを話してもらった。紹介された店主、店長さんも出席。「本当にありがたい」とニコニコしながら挨拶していた。

 このあと、集まった親子で自分たちが好きな場所や景色、お店などを市の地図に書き込んで “お好みマップ” を作成。新しい「ここ、いいね」を共有していた。

 ままペンシルのメンバーは、合併で西東京市が誕生してから住み始めた。保谷、田無というしがらみではなく、西武池袋線ひばりヶ丘駅と同新宿線田無駅を結ぶ主要道路を挟んで東西に分け、各号で地域を絞って紙面作りを進める方針。創刊号はまず「東」地域から始めた。「コト・ヒト西東京 東編」はユニークな授業と運営方針で知られる丹誠塾(市内南町)を取り上げ、塾長渡辺憲土さんをインタビューした。

 創刊号は、広告が載っていないのに無料。西武信用金庫の「西武街づくり活動助成金」を受けて発行した。マガジンは、市内の公民館や協力店舗などに置いている。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・ままペンシル>> http://mamapencil.jimdo.com/

 

 

北嶋孝
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