“小顔矯正”を体験! やぎさわまちゼミ
西武新宿線柳沢駅北口にある柳盛会柳沢北口商店街で、店主らが講師となって自らの専門知識などを無料で教えるミニ講座「やぎさわまちゼミ」が17日まで開かれている。10月10日には柳沢駅前接骨院が“小顔矯正”の施術と講義を行なった。顔の輪郭が少々緩み始めた記者にとっては興味津々の講座。早速体験してみた。
やぎさわまちゼミは、商店街の個店活性化を目的に2014年にスタート。今回で3回目。東京都、西東京市の補助金を活用して行っている。店主らが長年培ってきたプロならではのコツや使い方など、少人数制で60分から90分程度各店舗で教える。今回は全23講座が用意された。
柳沢駅前接骨院で行われたまちゼミは16時からスタート。同接骨院ベテラン柔道整復師の水村健志さんがメーンとなり「小顔矯正」の講義と施術をした。水村さんは「骨盤の歪みを矯正できるのだから小顔矯正も可能なのでは」という利用者の声を受け、顔の骨格と筋肉の働きを再確認して研究を重ねた。
講義では、あごを正しい位置に戻してバランスを整えるとリンパの流れが良くなり、あごのラインの緩みなどが解消され小顔効果をもたらす、といった説明があった。「なるほど」とメモをとっていると、早速施術に移る。
まずはベッドの上に仰向けに寝て、頭上から水村さんがあごのゆがみや顔の筋肉の状態などをくまなくチェック。記者の場合は、右側の歯で噛む癖があるため、右側のほおの筋肉が発達し過ぎて固くなり、あごが右側に寄っていき、頭は反対側に傾いているそうだ。
施術は3ステップ。
・ハイボルテージという治療器を使い、ほほのあたりにある咀嚼筋をゆるめ、あごの高さを戻しやすくする。
・手で顔のリンパの流れを整えながらあごの位置を戻す
・あご周りの筋肉が影響を受けやすい、首や肩周りの僧帽筋も手で緩める
咀嚼筋がかなり固くなっている記者にとっては、あごを正しい位置に戻す施術は結構痛かった。が、その甲斐はあった。30分ほどの施術を終え、鏡を見ながら両手で顔を触ってみるとフェイスラインがすっきり。他に参加した女性も効果を実感していた。
同院は交通事故によるむち打ち症の他、骨折、脱臼、捻挫や日常生活、スポーツなどによる筋・腱の痛みの治療、ぎっくり腰、肩こりなどの症状に対応している。今はまだ施術のメニューに小顔矯正は取り入れていないが、機会があれば検討していきたいそうだ。
(柿本珠枝)
【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。
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