中央図書館と田無公民館

「合築複合化」案を白紙に 市民団体が市長に要望書

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2015年11月11日

 西東京市の「中央図書館、田無公民館の『合築複合化案』の再考を求める市民の会」(鈴木治夫代表)が11月9日(月)、丸山浩一市長に「合築複合化案の白紙撤回」を求める要望書を提出した。市民団体が合築問題で要望書を提出したのは初めてという。(写真は、市民会館と合築が計画されている中央図書館=手前=と田無公民館)

 

 要望書は(1)駅に近くて利用しやすい図書館・公民館を移動するのは利便性を損ない、市民ニーズに逆行して市民の学習権を侵害する(2)施設の配置・移動に必要なまちづくりの視点が欠けている(3)庁舎統合問題との関連で急に合築案が浮上したプロセスが不透明-などを撤回理由に挙げている。

 中央図書館と田無公民館を、駅から離れた市民会館に合築する計画案が今春から議会で審議され、市民の間でも反対の会合などが開かれてきた。9月の定例市議会で「合築複合化は時間をかけ慎重に検討することを求める決議」が可決された。

 「再考を求める市民の会」は合築複合化計画に疑問を持つ有志が10月末に結成した。鈴木代表は「もっと利用者の声に耳を傾けてほしい。署名活動などを進めて市民に知ってもらいたい。議会にも働きかけたい」と話している。

 企画部秘書広報課によると、庁舎統合方針(案)のパブリックコメントで意見書を提出したケースがあり、その中で3館合築複合化に触れたケースはあるが、要望書をまとめて市民団体が提出したのは今回が初めてという。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・3 館合築複合化についての要望書(全文、pdf 170KB

 

 

北嶋孝
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