予算組み替え動議を否決 西東京市議会予算特別委
西東京市議会の予算特別委員会（酒井ごう一郎委員長）は3月25日(金)、2016年度一般会計予算案の7日目の審議に入った。議員の質疑が終わって各会派などの総括質疑に入る前に、山崎英昭議員（統一会派みらい）、藤岡智明議員（共産党）、森てるお議員（無所属）の3人から予算組み替え動議が提出された。山崎議員の提案理由説明の後、質疑、討論はなく直ちに採決された結果、動議は賛成少数で否決された。
山崎議員は「西東京市民会館・中央図書館・田無公民館の3館合築複合化をはじめとする強引な行政運営に対する市民の不信は高まっている」とした上で「引き続き行政主導で進められる3館合築複合化にかかわる予算を撤回」するよう求めた。また従来無料だった喉頭がんと前立腺がんの任意検診が有料化されることに反対して「これまで通りの無料化継続」を求め、支給制限条項が新たに導入される難病者福祉手当も現行条例に基づく支給を求めた。
賛成したのは藤岡議員ら共産党の4人、山崎議員ら統一会派みらいの3人、それに森議員の計8人だった。予算特別委員会は議長の稲垣裕二議員（自民党）、副議長の小峰和美議員（統一会派みらい）の2人を除く26議員で構成される。
予算委員会は25日が最終の日程だったが、3月28日（月）も委員会を開くと決めた。この日は総括質疑と一般会計予算案の採決を予定し、国民健康保険特別会計予算案など5特別会計予算案も審議、採決する見通し。
【関連リンク】
・平成28年度西東京市一般会計予算の組み替えを求める動議（全文、PDF 51KB）
・会期内日程及び付議案件（平成28年第1回定例会）（西東京市Web）
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