上向台小学校大規模改造事業の交付金が不採択
西東京市立上向台小学校の大規模改造事業が、国の交付金不採択によって宙に浮いている。6月9日に開かれた西東京市議会の一般質問で明らかになった。今後、東京都の26市で構成する東京都市教育長会や市長会とともに、採択に向けて国へ働きかけるという。
前田哲教育長の説明によると、今年4月19日に東京都から内示された中に上向台小の大規模改造事業がなく、文部科学省の学校施設環境改善交付金の不採択が分かった。「事業継続が難しいので、入札を中断した。不採択の理由は、国の予算規模が縮小されたためと聞いている」と述べた。
教育部の南里由美子特命担当部長によると、大規模改造事業は、柱などの躯体改修は行わないが、教室・廊下の床、壁・天井の塗装、トイレ改修、給排水の改修、外壁補修、屋上・バルコニーの防水改修などを行う。この交付金は「東京都内の他市も新規事業のほとんどが不採択になっている」という。
保谷清子議員(共産)の質問に答えた。
上向台小学校(西東京市向台町6-7-28)は今年で築38年。今年度予算に計上された事業費は1億8093万円となっている。
(北嶋孝)
【関連リンク】
・国庫補助事業について(公立学校施設整備、文部科学省)
(Visited 1,767 times, 1 visits today)