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指揮者西森光信さん急逝、大友直人さんが追悼指揮 西東京ジュニアオーケストラ10周年記念コンサート

投稿者: カテゴリー: 芸術・文化 オン 2016年7月8日

20160718-flyer1 西東京ジュニア・ユースオーケストラが7月18日(月)、設立10周年の記念コンサートを保谷こもれびホールで開く。この10年間、ジュニアオーケストラを指揮、指導してきた西森光信さんが6月に心不全で急逝。国際的に活躍する大友直人さんが出演を引き受け、西森さんを追悼する10周年記念演奏会のタクトを振ることになった。

 西森さんが亡くなったのは6月6日。60歳だった。日本フィルハーモニー交響楽団のファゴット奏者として長年活躍し、前日も小林研一郎さん指揮でベートーベンの交響曲連続演奏会に出演していた。健康診断でも異常は見つからなかった。妻の高橋令子さんは「本当に突然のことで…」と言葉が途切れた。

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急逝した西森光信さん

 高橋さんはジュニアオーケストラの事務局長。仲間と間近に迫ったコンサートへの対応を話し合った。著名な指揮者のスケジュールは何年も先まで埋まっている。ところが「大友さんのスケジュールが奇跡的に空いていた。しかも当日と前日、東京にいるのは驚きでした」。大友さんは西森さんと若いころから付き合いがあり、定期演奏会のプログラムに応援メッセージを寄せたこともある親しい友人だった。

 西森さんがメンバーと練習してきたのは、J.シュトラウス「美しき青きドナウ」、モーツアルト「ディヴェルティメント K.136」、ベートーヴェン「交響曲第5番”運命”」のプログラム。「設立10周年記念コンサート」と銘打った第8回定期演奏会は曲目に変更ない。「西森さん追悼」を掲げて開かれる。

 オーケストラは2006年に結団式と第1回定期総会を開いた。「バイオリン教室を開いていた私たちが、夫にオーケストラの指揮をしてみないかと引き込んだのが始まりでした」と高橋さん。もともと若い人たちが好きだった西森さんは、「音楽を素直に受け止める子どもたちの感性と成長」に惹かれ、指揮活動に熱心になっていった、という。

 団員は毎年入れ替わりがあるが、小中高校生や大学生らほぼ20人前後。西東京市だけでなく練馬区、小平市、小金井市、新座市などから集まる。ときには社会人のほか、西森さんの情熱と志に賛同するプロの奏者も駆けつけた。「隣にプロの奏者が座るなんて、子どもたちにとって得がたい体験だと思います」と高橋さんは言う。今年も西森さんの在籍した日本フィルのメンバーが演奏に参加する。

 

 

 事務局長の高橋さんと副事務局長の青木美紀子さんは音楽大学の同期生。高橋さんはバイオリン、青木さんはクラリネット奏者として若いメンバーに教えるほか、演奏にも加わってきた。西森さんはどんな人だったのか-。青木さんは「普段はとても愉快で気さくな方。みんなに慕われていました」という。しかし指揮は「妥協しない」。「若い人たちの前で、私たちもよく叱られました」(笑)という。

 18日は午後1時開場、1時30分開演。入場料は1000円(高校生以下無料)。問い合わせは、090-5407-0695(高橋)まで。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・西東京ジュニア・ユースオーケストラ(公式HP

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