大友直人さんがタクト振る 西東京ジュニアオーケストラ10周年演奏会

投稿者: カテゴリー: 文化 オン 2016年7月25日
贈られた花束を手に、拍手に応える指揮者の大友直人さん(保谷こもれびホール)

拍手に応える指揮者の大友直人さん(保谷こもれびホール)

 設立から10周年を迎えた「西東京ジュニア・ユースオーケストラ」が7月18日、保谷こもれびホールで記念コンサートを開いた。子どもたちを10年間指導、指揮してきた西森光信さんが6月に心不全で急逝し、世界で活躍する指揮者の大友直人さんが代役となり、追悼の意を込めてタクトを振った。約600席のメインホールを埋めた聴衆がオーケストラの演奏に熱い拍手を送った。

 団員をサポートする音楽家など約50人が演奏した。
 曲目はモーツァルト「ディヴェルティメント k.136」、J.シュトラウス「美しく青きドナウ」、ベートーヴェン「交響曲第5番 運命」の3曲。西森さんが団員と練習してきたプログラムだった。

 演奏が終わった後、指揮者の大友さんが、受け取った花束を、舞台でバイオリンを演奏していた西森さんの妻、高橋令子さんに贈ると、会場では涙ぐむ人の姿もあった。アンコールで「ラデツキー行進曲」が始まると客席から手拍子が沸き起こり、やがてホール全体が大きな拍手に包まれた。
(柿本珠枝)(写真は筆者提供)

 

急逝した指揮者西森光信さんの遺影がロビーに飾られた

急逝した指揮者西森光信さんの遺影がロビーに飾られた

 

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【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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