田無公民館を存置、中央図書館と市民会館の2館合築案も

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年9月5日
存置案が選択肢に加わった田無公民館

「存置」案が選択肢に加わった田無公民館

 西東京市の中央図書館、田無公民館を、老朽化の進んだ市民会館と一緒に建て替える3館合築複合化の計画が打ち出されているが、9月5日に開いた西東京市議会で、田無公民館を現状の建物に存置し、中央図書館と市民会館の2館を合築する案が選択肢に急浮上した。丸山浩一市長が民主改革フォーラムの森信一、二木孝之両氏の一般質問に答えて明らかにした。

 丸山市長は「これまでさまざまな意見を聞き、田無公民館を存置する案も検討する必要があると考えた。年内を目途に3館の合築複合化計画を策定したい」と述べた。

 3館合築案は昨年2015年春に庁舎統合方針案とともに発表された。その後、3館の利用者らで構成する「合築複合化基本プラン策定懇談会」で討議。今年2月にまとめた「提言」は4案を併記するほか、「「現在の市民会館の敷地に現行の市民会館、中央図書館、田無公民館の3館を合築することには基本的に無理がある」などの付帯意見を載せる異例の展開となった。その後、3月末までの方針決定を延期して、庁内で議論を進めていた。

 田無公民館の存置案が現実になれば、移転、合築する中央図書館のスペースは拡大可能となり、西武新宿線の南側地区に社会教育施設が残ることになる。同地区の図書館機能など、新しい選択肢の詳細が今後、議会で審議されると見られる。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・西東京市合築複合化基本プラン策定懇談会(西東京市Web
・庁舎統合方針(案)の概要(西東京市Web
・公共施設の適正配置等を推進するための実行計画(西東京市Web

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