公園と福祉施設を検討 旧泉小学校の跡地活用
西東京市議会第3定例会の一般質問で、旧泉小学校(泉町3丁目)跡地活用の輪郭が明らかになった。ボール遊びの出来る公園と福祉施設案が有力となり、校庭の暫定的な開放も、土日、祝日のほか、平日の週1日追加利用の方向も示された。
丸山浩一市長によると、跡地利用は庁内の公共施設等活用検討委員会と同部会で検討してきた。いまのところ、ボール遊びなどが出来る公園機能を整備する「地域活用エリア」と、民間の福祉施設などを整備、一部を売却する「行政活用エリア」に分ける案が有力だという。丸山市長は「7月21日に地域の懇談会でこれらの案に関して意見交換した。早期にまとめ、議会や市民に示したい」と述べた。
前田哲教育長によると、校庭の暫定開放は7月から始まった。利用者は7月が約300人、8月は90人だった。内訳は、小学生以下が52%、中高生15%、大人が33%となり、野球やサッカー、バスケットなどが目立ち、家族連れも多かった。
前田教育長は「要望のある平日に関しては、週1回程度の利用を検討している」と説明。体育館や校舎利用に関しては「施錠管理している。開放は考えていない」と述べた。
一般質問は5日から8日まで行われ、桐山ひとみ氏(統一会派みらい)、大竹あつ子氏(日本共産党)、小幡勝己氏(公明党)、保谷なおみ氏(自民党)が泉小学校跡地問題を取り上げた。
(北嶋孝)
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