「3館合築複合化」陳情を不採択 市議会企画総務委員会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年12月12日

 

西東京市民会館。左側が公会堂(田無町四丁目)

 西東京市議会企画総務委員会が12月12日に開かれ、「市民会館、中央図書館、田無公民館の合築方針の結論を急がず、庁舎統合と総合的に関連付けて慎重に再検討を求める」との陳情第27号を審査、採決の結果、賛成少数で不採択とした。これは昨年12月から継続審議となっていた。

 浜中義豊(のりかた)氏は反対の立場から討論。「すでに庁舎統合方針は年内に決まり、3館合築は来年以降結論を出すことになっている。『庁舎統合と総合的に関連付けて慎重に検討』などの箇所はそぐわない」などと述べた。

 公明党の小幡勝己氏は「379人の陳情は重く受け止めるが、すでに庁舎統合方針の暫定的な方策で、(取り壊した後の保谷庁舎機能の受け皿となる)仮庁舎を田無庁舎の中庭に建設する方針が明らかになっている。3館はまだ結論が出ていないし、現段階で結論を差せと言われたら反対になる」と話した。

 山崎英昭氏(統一会派みらい)は「3館合築方針はスタートから間違っていた。白紙に戻して公共施設のあり方を検討する中で決めるべきだ」などと述べた。

 質疑の中で藤岡智明氏(共産党)は「3館合築方針の決定は何度も延期された。市民の声をよく聞いて慎重に決めるべきだ」などと述べた。統一会派みらいの瀧島喜重(たきしまよししげ)氏は「まず庁舎の位置を決め、まちづくりを考える中で3館など公共施設のあり方を検討するべきだ」などと話した。

 陳情審査に先立って、西東京市職員の勤務時間、休日、休暇などに関する条例改正案など6議案をいずれも全会一致で可決した。
(北嶋孝)

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