富士山

元旦の富士山を見る 富士見テラスの昼と夕

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2017年1月1日

 元旦の東京地方は、雲一つなく晴れ上がった。午後1時20分過ぎ。風もなく、穏やかな正月休み。西武池袋線東久留米駅の富士見テラスに立つと、抜けるような青空の下、富士山の優美な稜線が、望遠レンズの向こうにくっきり浮かび上がった。

 夕刻。日の入り直前の午後4時20分過ぎ。昼時はまばらだったテラスに、約30人が「夕陽の富士山」を眺めようと陣取っている。三脚にカメラを据え付けた人も少なからず。スマートホンをかざす人もいた。富士の麓めがけてまっすぐに伸びる「富士見通り」の向こうに、太陽を抱えたような富士山が横たわっている。

 

 

 太陽が山ぎわに差し掛かると、「富士見通り」一帯は闇に包まれた。夕陽は燃えるように輝き、空は朱に染まる。やがて稜線の向こうに陽が落ちると、ビルの窓が次第に浮かび上がり、街路や車、歩く人の姿も徐々に見えてくる。その間、15分ほど。撮影を終えた人たちがばらけていく…。
 「関東の富士見百景」に選ばれたスポットは、今年も賑わった。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・関東の富士見百景 富士見テラス(東久留米駅西口2階)(東久留米市

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