西東京市の成人式に約1150人 こもれびホールにダークスーツと振り袖姿

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2017年1月10日

門出の言葉を贈る丸山浩一市長(こもれびホール)

 西東京市の成人式が1月9日(月)、中町1丁目の保谷こもれびホールで2回に分けて開かれた。ダークスーツや振り袖姿が目立つ新成人約1150人が参加した。挨拶に立った丸山浩一市長は五輪で活躍したマラソンの有森裕子選手のエピソードを紹介し、「自分を褒めることを忘れないでほしい。褒められるほど何かに打ち込んでほしい」などと門出の言葉を贈った。

 丸山市長のほか稲垣裕二市議会議長らの激励の挨拶を受けて、市内9中学校の卒業生9人がそれぞれ学校や地域、家族らに支えられたことに感謝し、社会人としての決意や抱負を語った。

 「中学校時代に図書館司書になる夢を見つけた」という女性はその後も夢を持ち続け「大学を出たら西東京市で司書の仕事に就きたい」と希望を語った。
 4月から都内のホテルに就職が決まったという男性は、冒頭の挨拶を英語で話し、「民間の外交官」とも呼ばれるホテルでの仕事の意義を語った。
 幼いころ道路でボール遊びしていたときのエピソードを語った男性もいた。通り掛りの男が「こんなところで遊ぶな」と怒鳴って去った後、近くにいたおじいさんが「あんな大人もいるが、気にするな」と言葉をかけてくれた。「その言葉でとても気持ちが楽になった。そのおじいさんのように、他人を思いやれる人になりたい」と話した。

 

 

前方はほぼ振り袖姿の女性たちが占めた

田無第2中の和太鼓演奏

 

 西東京市の新成人は約2200人。式典に出席したのは第1回が約580人、第2回は約574人。こもれびホールのメインホールが両回ともほぼ満席になった。会場は市長らの挨拶に拍手で応え、それぞれの中学校の卒業生が登場すると、掛け声があがるなど盛り上がった。

 式典に先だって、田無第2中学の和太鼓部員がバチ捌きも鮮やかに和太鼓の演奏を披露。中学時代の先生たちが大画面に次々に映し出されると、会場のあちこち歓声が上がり、思い出と期待を語る恩師の姿に笑顔で応対するシーンも見られた。

 

ロビーは振り袖姿とダークスーツの輪が出来た

 

 午前中は小雨が続いたが、2回目の式典が終わったころは雨も止んだ。1時間ほどの式典が終わると、ロビーや玄関付近で輪になって再会を懐かしみ、記念撮影する光景が広がった。
(北嶋孝)

 

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