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補正予算案採決で10人退席 西東京市議会予算特別委で可決

By in 市政・議会 on 2017年3月14日

 西東京市議会予算特別委員会(二木孝之委員長)が3月13日に開かれ、先週から持ち越しとなっていた2016年度補正予算案の審議を継続した。中学校特別教室の空調設備工事の問題が取り上げられ、市側の答弁がこれまでと食い違うなどしてこの日も断続的に審議が中断した。夜9時過ぎに再開された委員会で採決に入ると、10人の議員が退席。残った13人が賛成して補正予算案は可決された。

 これまでの審議では、当初予定されていた空調設備設置箇所リストに、8中学校の61教室が挙がっていたが、設計事務所と契約を交わした後、2校2教室は既に空調設備が取り付けられていると分かって対象から外れた。その後あらたに4校5教室を追加した。減少や追加が明らかになって契約内容を変更する際、必要な書類を作成していなかった。

 審議中断が度重なったことを踏まえ、市教育委員会の手塚光利教育部長はこの日の冒頭に「文書のない契約変更手続きは不適切だった。学校の要望を(教育委員会の)学校運営課がまとめ、(市部局の)建築営繕課が設計事務所に連絡した。審議の遅れを招いて大変申し訳ありません」などと述べて陳謝した。

 前回に引き続き山崎英昭氏(みらい)が質問するなかで、関係課に稟議書などの記録はなく、担当者のメモがあるだけと分かった。山崎氏は「契約や予算に関わることなので、記録を残していないと検証できなくなる。職員の意識の緩みは猛省してもらいたい。きちんとけじめをつけないといけないのではないか」と述べた。

 このほか藤岡智明氏(共産)、桐山ひとみ氏(みらい)、森信一氏(民進)、森輝雄氏(無所属)らがこの問題を取り上げた。質疑の中で市側の答弁が曖昧だったり整合性が疑われたりして審議が度々中断した。

 丸山浩一市長は一連の遣り取りへの対応を問われ、「行政の不手際なので、責任者として深く反省している」と繰り返した。

 予算特別委員会は議長、副議長を除く26人で構成。補正予算案に賛成したのは自民8人、公明4人、民進1人の計13人。退席したのはみらい4人、共産2人、生活者ネット2人、無所属2人の計10人だった。委員長は採決に加わらず、当日は2議員が欠席した。

 議会事務局によると、予算特別委の補正予算案採決で、これほどの大量退席が出たのは初めてではないか、という。

 同委員会はこの後、国民健康保険など3特別会計の補正予算案を可決して、午後9時45分ごろ閉会した。補正予算案は14日の本会議で採決される予定。
(北嶋孝)


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