多摩六都科学館 市民感謝デーに約3900人

投稿者: カテゴリー: 暮らし文化 オン 2017年3月14日

 

入館待ちの行列

 多摩北部5市で構成される多摩六都科学館(西東京市芝久保町5丁目)で3月12日、恒例の市民感謝デーが開かれた。小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の住民らの入場料を無料にして、科学の楽しさなどを伝えた。実験体験や大型映像&プラネタリウム、ステージショーのほか、ご当地グルメフェスティバルも同時開催され、親子連れなど約3900人の見学者で賑った。

 1階のイベントホールや館内の展示室、2階の科学学習室では、同科学館ボランティア会による科学実験や体験会などが行われた。中には、おもちゃのロケットに空気を送って打ち上げる体験もあった。日本最先端HⅡ-Bロケット200分の1模型も展示され、ボランティアが、ロケットが飛ぶ原理などを説明した。また脳波でドローンを飛ばす体験も行われた。子どもたちは脳波を測るヘッドセットをつけて、頭の中でドローンを操縦すると、脳波がスマートフォンへ送信・転送され、集中度が上がるとドローンがふわっと上昇。見学者からは歓声があがった。

 

脳波でドローンを飛ばす

ステージ元素ビンゴ大会

 

 大型映像&プラネタリウムでは、「銀河鉄道の夜」や「サンサン太陽のひみつ」などが1日6回上映された。

 館庭で行われたステージでは、小平市ご当地ヒーローのコダレンジャーショーや元素記号を使ったビンゴ大会が行われ多くの参加者で盛り上がった。

 グルメフェスティバルには、地元の18店舗が自慢の商品を並べ、順番を待つ人たちの長い列ができた。

 そのほかにも、館内で今月17日にオープンするカフェ「六都なおきち」も自家焙煎珈琲を提供した。

 

グルメフェスティバル

六都なおきち珈琲提供

 多摩六都科学館の廣澤公太郎統括マネージャーは、「科学館では地域の自然や魅力、インフラの仕組みなども分かるので、自らの地域を知ることもできます。毎年イベントを開くことで馴染みがない方にもお越しいただき、それが自主的な地域力に繋がればうれしい」と話していた。
(柿本珠枝 写真はいずれも筆者提供)

 

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【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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