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 西東京市の中央図書館・田無公民館・市民会館の3館合築複合化計画の再考を求める活動などから生まれた市民や団体の集まり「まちづくりフォーラム」が8月2日、今年1月から5回の集会を重ねてまとめた提言「『住み続けたい!』と思うまち 西東京に」(末尾に全文掲載)を丸山浩一市長に手渡した。

まちづくりフォーラム提言案

まちづくりフォーラム提言案(記事末尾に概要版)

 西東京市が誕生してから15年。保谷庁舎と田無庁舎の二庁舎体制を解消し、新しい地域統合プランを求める市民団体の提言案が明らかになった。タイトルは「『住み続けたい!』と思うまち 西東京に」。その基本コンセプトは3つ。まず老朽化が指摘される保谷庁舎の解体後に統合庁舎を建設し、一帯を公共施設が集積する「シビックゾーン」として整備する。次に、合築複合化の対象となっている中央図書館、田無公民館、市民会館は、田無庁舎と隣接の自転車駐車場やイングビルのエリアに建設し、あらたに「教育・文化・芸術ゾーン」の創出を図る。最後に、単なる庁舎建て替え案ではなく、市民参加に基づく総合的な「まちづくり」を目指す。7月31日(日)の第5回まちづくりフォーラムで、さまざまな意見を出し合い、話し合う予定だ。

 中央図書館・田無公民館・市民会館の3館合築複合化計画の再考を求めて活動してきた市民団体が5月10日、第4回「まちづくりフォーラム」を開きました。これまで3回のフォーラムでは、市議会に請願や陳情を出した人びとや3館に関係する文化関係者らが意見を述べる場を提供。まちづくりの視点から公共施設の配置やあり方を話し合ってきました。今回は、計画立案の要になる西東京市企画部の「出前講座」。どんな展開になったのか、同フォーラムの田村ひろゆきさん(向台町)と柳田由紀子さん(柳沢)に報告してもらいました。(編集部)