1994年3月1日、田無市(現西東京市)の住宅地に「多摩六都科学館」がオープンした。「世界一」と認定されたプラネタリウムをはじめ、昆虫標本や動物のはく製、化石の実物展示、宇宙旅行の疑似体験ができる参加体験型展示などを通じて、子供から大人までが楽しみながら科学を学べる場として親しまれている。

 食べ物を取り込む「口」。その変化を通して、多種多様な魚の生態と進化の過程を探る夏の特別企画展が7月22日、西東京市芝久保町5丁目の多摩六都科学館で始まった。水槽内で餌を食べる魚が観察できるほか、エラや顎、歯の標本、捕食シーンを集めた珍しい動画などを展示。ペーパークラフト作成などのイベントも楽しみながら、大人も子どもも魚のヒミツを知ることができる。9月3日まで開催。

 4月29日から5月7日までの間、多摩六都科学館(西東京市)で「T3初夢コンテスト2023 入選作品展」が開かれている。作品は「T3パズル」という、2色でできた正三角形のピースを敷き詰めて描かれている。作品展示のほか、企画展ブース内で、実際にこのT3パズルを体験することもできる。体験ブースでは、熱中する大人の姿や「できた!」とうれしそうに話す子どもの姿が見受けられた。

 生涯に800体以上のロボットを作り「ロボット博士」と呼ばれた相澤次郎さん(1903〜1996年)が1952(昭和27)年、保谷町(現西東京市)に財団法人日本児童文化研究所を設立した。研究所から生み出された四角顔に丸い目の“相澤ロボット”は、1970年の大阪万博をはじめ科学展やイベントで人気を集め、草創期のロボットのイメージを決定づけるとともに昭和の子どもたちに未来への夢を与えた。

 多摩六都科学館で昨年12月17日 、対話型のアート鑑賞ワークショップが開かれた。科学館の魅力を知ってもらおうと、構成5市とともに数多く企画されたイベントの一つで、同館、西東京市、市民ボランティア団体「アートみーる」の共催。アートみーるは市内の小学校で対話型の鑑賞授業をサポートする他、地域の活動も続け、今回はメンバーがファシリテーターを務めた。

 ロボットの可能性や魅力に体験を通して触れるイベント「ロクトロボットパーク」が多摩六都科学館(西東京市芝久保町)で開催されている(1月9日まで)。ロボットバトルやサッカーなどゲーム感覚で操縦したり、普段は座ったまま展示されているロボットが稼働したりするなど、訪れた親子は夢中になってロボットとの時間を過ごしている。(写真は、ロボットの仕組みに子どもたちは興味津々)

 西東京市が市民の健康づくりのきっかけに導入した健康ポイントアプリ「あるこ」を活用したイベント「あるこで街なかウォーキング2022」と子供向けの「歩育」推進イベント「歩育フェスタ」が10月2日、市内で開催された。秋晴れの下、「歩く」をテーマにした両イベントには延べ1000人超が参加し、大人から子供まで健康づくりに励んだ。市が「あるこ」を導入して11月で2年、実際にアプリをどう活用しているか、ウォーキングイベントの参加者に聞いた。

 西東京市は、市民の健康づくりのきっかけに導入した健康ポイントアプリ「あるこ」を活用した市民対象のウォーキングイベント「あるこで街なかウォーキング2022」を10月2日(日)に開催する。同イベントでは2コースを用意するほか、ゴール地点となる多摩六都科学館ではこの日、子供も参加できる「『歩育』フェスタ これで君も歩き方名人!かけっこ名人!」も開催(いずれも認定NPO法人健康都市活動支援機構との合同事業)。子どもから大人まで西東京市で歩き、健康づくりの一日となりそうだ。(写真は、多摩六都科学館。ウォーキングのゴール地点、「歩育」フェスタの会場)

 縄文時代の人々はどんな星空を見ていたのか―。そんなロマンチックな疑問に答えるプラネタリウムのプログラムが多摩六都科学館(西東京市芝久保町)で投影されている。全編生解説の「縄文の北極星を探して 星降るムラのタイムトラベル」(11月28日まで)。縄文時代は「北の目印」である北極星など、今とは星の見え方が違う様子が映像や解説で示され、思わず投影された星空に見入るはずだ。(画像は、多摩六都科学館プラネタリウムプログラム「縄文の北極星を探して」のイメージ図=西東京市教育委員会提供)

 東京都などに緊急事態宣言が出され、西東京市内の対応も次々に明らかになった。市の公共施設のうち、図書館は予約資料の貸し出しサービスを除いて休館。公民館、こもれびホール・コール田無、児童館・児童センターなども休館となった。市立の小中学校は授業は通常通り。スーパーも営業を続ける。多摩六都科学館は休館する。(写真は、臨時休館するひばりが丘PARCO。4月24日午後4時)

 多摩六都科学館(西東京市芝久保町5丁目)2階ホワイエ(プラネタリウム前)で、アイヌ民族文化のミニ展示会が8月31日まで開かれている。多摩六都科学館スタッフの成瀬裕子さんが企画した。アイヌ独自の星座や星をプラネタリウムで投影し、併設したミニ展示会も楽しんでもらおうと準備してきた。しかし、コロナ感染の影響で全編生解説プラネタリウム「ノチウ-アイヌ民族の星座をたずねて-」は中止になったが、ミニ展示会は現在公開中だ。(写真は、2階ホワイエのミニ展示会)

「博物館相当施設」になった多摩六都科学館

 多摩六都科学館は5月12日、同館が11日付けで東京都教育委員会から「博物館相当施設」に指定され、「東京都公報」に告示が掲載された、と発表した。同館は「科学館の持つ資料を生かして、今後もなおいっそう、科学の面白さを伝える展示、プログラムづくりに努めます」と述べている。

臨時休館する多摩六都科学館

 世界最大級のプラネタリウムで知られている多摩六都科学館(西東京市芝久保町、高柳雄一館長)は2月28日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため2月29日から3月15日までの臨時休館を決めた。このため3月1日に開催予定だった「たまろくと市民感謝デー」「ご当地グルメフェスティバル」は中止となった。

 西東京市の東京大学付属田無演習林で10月20日、小学生3年~5年を対象に「東大農場・田無演習林アクティブスクール2019」が開催され、小学生と保護者ら12人が参加した。夏の東大農場を歩いて学ぶ「サマースクール」に続いて、秋には9.1haに及ぶ演習林を巡ろうと企画された。「樹木博士」の試験やミニ講座を体験しながら、樹木の果たす役割を学ぶ楽しい一日になった。(写真は、樹木や地球の歴史を説明する大森拓郎さん)

 西武新宿線田無駅北口から徒歩10分の旧東大農場(西東京市緑町)で7月23日、「東大農場・演習林サマースクール2019」が開かれた。2015年から始まり今年で5回目。「東大農場・演習林」サマースクール2019実行委員会、東京大学生態調和農学機構、多摩六都科学館らが主催。小学3年~6年生と保護者、スタッフら45人が果樹園や水田、草っぱらでの体験やミニ講座を楽しんだ。(写真:原っぱにバッタがたくさんいたよ)