仮庁舎建設が始まる田無庁舎の市民広場跡地(2019年4月9日)

 西東京市田無庁舎市民広場の解体工事が3月末で終わり、仮庁舎建設工事は4月に入って間もなく始まる。イベントや憩いの場に利用されてきた市民広場はいま更地になってしまった。緑の枝葉を伸ばしていた樹木はどこへ消えたのか-。その行方と曲折を辿った。

アクセサリーはどれにしようかな

 西東京市のりさいくる市が5月6日、田無庁舎敷地内の市民広場で開かれた。ゴールデンウィーク最終日、家族連れなど延べ約1500人が掘り出し物探しを楽しんだ。

田無庁舎中庭の市民広場

市が5階建て仮設庁舎建設を明らかにした田無庁舎の市民広場(中庭)

 西東京市議会の庁舎統合方針検討特別委員会(遠藤源太郎委員長)が8月18日に開かれ、市の庁舎統合方針案で取り壊す予定にしている保谷庁舎の主な機能を、田無庁舎の市民広場(中庭)に仮設庁舎(鉄骨5階建て)を建てて移転、再配置する方針が明らかにされた。9月議会を経て、11月に市民説明会を予定し、年内に統合方針を決めたい、としている。