「武力信仰」表紙

【書評】美しい言葉に騙されるな 師岡武男(評論家)

 戦後労働法を学んだ陸軍将校生徒の米寿の記、という副題のついたこの本の著者は、少年時代に「神国」「皇国」「世界平和」「植民地解放」「大東亜共栄圏」等々の美しい言葉を信じ込んで、軍国主義国家の幹部への道を歩んだ人生を後悔し、戦後の民主主義・平和主義の憲法下で、労働法の大学教授・弁護士として活躍してきた。

『国策通信社「同盟」の興亡』表紙【書評】国策通信社と国策新聞・国策放送について

師岡武男(評論家)

 世の中の出来事を人々に伝える新聞、通信、放送、出版などの情報活動は、本当のこと(真実)を正確・公正に知らせるのがその社会的責任である。間違った嘘の情報には誤報、虚報、捏造(偽報)などいろいろあり、それぞれ性質に違いがあるが、真実に反することは共通だ。