西東京市議会の予算特別委員会(藤田美智子委員長)が9月16日開かれ、前日に続き一般会計補正予算案など6議案を審査した。同市国民健康保険など4件の特別会計補正予算案は全員の賛成で可決した。しかし一般会計と介護保険特別会計の二つの補正予算案は異例の「採決保留」となった。両予算案には介護保険料の天引き処理ミスなどの事務処理費約580万円が計上されているため、18日に明らかになる市長らの「責任のとり方」をみて態度を決めたいと各会派の意見がまとまった。
西東京市は8月13日、年金から天引きされる8月分の介護保険料特別徴収額と、市が7月に送った納入通知書記載の保険料額に差が生じることが分かったと発表した。対象となるのは約4万2000件。市から日本年金機構に誤った特別徴収額を通知したためとお詫びしたうえで、対象者にはあらためて詳細を通知する、としている。
超高齢社会の到来に伴って、人生の最期をどこでどのように迎えるかが切実な問題となっている。日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人はがんで死亡する時代。終末期の限られた時間を人としての尊厳を保ちつつ過ごすためのホスピス緩和ケアは、今後ますます重要になる。在宅でのホスピスケアを通じた地域づくりを進める「ケアタウン小平」(小平市御幸町)は、早くから時代を先取りした取り組みを続けてきた。その理念と活動を2回にわたり伝える。 >> 続きを読む