西東京市は3月25日、市主催の行事中止期間を4月12日まで継続すると発表した。図書館や公民館など公共施設の休止も同じように継続する。市は「新型コロナウイルスの感染防止策を講じる必要があるから」としている。

 小平市の新型コロナウイルス感染症対策本部は3月25日、閉鎖・閉館している公共施設のうち、グラウンドやテニスコート、市民広場などの屋外スポーツ施設と市立小学校19校の校庭の利用を3月26日から再開すると発表した。

サクラがほころぶ中原小学校の正門(3月25日午前10時32分)

 西東京市の市立小学校18校が3月25日、一斉に卒業式を迎えた。新型コロナウイルスによる臨時休校中とあって、教職員、卒業生と保護者だけの異例の形になった。訪れた中原小学校(ひばりが丘3丁目)の卒業式も在校生・来賓なしで行われ、1時間足らずで終了した。

 西東京市の新型コロナウイルス感染症危機管理対策本部(本部長・丸山浩一市長)は3月24日、休止していた児童館・児童センター、子どもや保護者が交流する「のどか広場」の活動を3月26日から再開すると発表した。同時に母子保健事業の3~4カ月児健康診査と3歳児健診を4月から再開することも決めた。

採点データを手にして笑顔を見せる宮川選手

 西東京市出身の体操女子、宮川紗江選手(20)が3月22日、練習拠点にしている鎌倉市の徳州会スポーツセンターで跳馬、ゆかなど4種目の試技会を公開した。今年初めに痛めた左膝をケアしながらも「手応えがあった。いい緊張感の中でやれた」と述べ、「(東京)オリンピックに向けて頑張ります」と前向きに語った。

 西東京市教育委員会は3月23日、市立の小中学校の入学式は、「必要最小限の規模で実施する」と発表した。小学校は4月6日、中学校は4月7日の予定。参加者は教職員のほか、新入生と、その保護者は各世帯2人まで。来賓や在校生は参加しない。(写真は、新入生を迎えた保谷小学校。2020年4月6日)

 東久留米市は3月23日、4月1日付けの職員人事異動を発表した。部長級の異動は5人、課長級は14人となる。部長級は、議会事務局長兼議会事務局次長事務取扱に坂東正樹氏(子ども家庭部長)が転じ、後任の子ども家庭部長は長澤孝仁氏(福祉保健部長兼福祉事務所長)が起用された。福祉保健部長兼福祉事務所長には、小堀高広氏(企画調整課長)が昇格した。土屋健治氏(企画経営室長)と小原延之氏(都市建設部長)はともに再任用となり現職にとどまる。(括弧内は現職)

キットパスアートの描かれた会場のガラス戸

 若い写真家二人の作品展「光と明の交差展」が3月19日から22日まで、西東京市のひばりが丘団地内にある「ひばりテラス118」で開かれました。期間中に約300人が訪れ、花や動物、友人らを撮った写真を見て回りました。新型コロナウイルスによるイベント中止が相次ぐ中で、開催まで何を考えたか。来た人とどんな言葉を交わし、何を受け取ったか。この写真展をWeb版(>>こちら)に引き継ぎ展開している二人、中村泰己さんと岡田冬馬さんの報告です。(編集部)

 このところの陽気で、井の頭恩賜公園のソメイヨシノが一気に開花した。淡いピンクの花がそこかしこで咲きほこり、春の光を浴びていた。

小平団地のシモクレンが満開(3月20日午前11時)

 春の訪れとともにモクレンが見ごろを迎えている。小平団地(小平市喜平町)のシモクレン(紫木蓮)は2014年、市政50周年記念事業「こだいら名木百選」に選定された1本。回田道めぐりたどう脇にあるため、その華やかさに道行く人が思わず足を止め、道路を走る車も徐行する。

 「吹奏楽のまち こだいら」を掲げる小平市のルネこだいら(小平市民文化会館)は、休校やイベントの中止で演奏会や合同練習ができない地元の吹奏楽部員を元気づけようと、プロの吹奏楽団が演奏したコンクール課題曲をスマホアプリで無料配信するプロジェクトを企画し、3月20日に事前収録を終えた。自宅でプロの演奏を聴き、心新たに練習に取り組んでほしいとの思いを込めた試みだ。(写真は、大ホールでコンクール課題曲を演奏する東京吹奏楽団)

金賞の作品を鑑賞する来場者

「小平の四季と市民のくらし」をテーマにした「第26回ルネフォトコンテスト」(小平市文化振興財団など主催)への応募作101点を展示した写真展が3月20日、ルネこだいらの2階展示室で始まった。この日予定されていた表彰式と講評会は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

卒業式を迎えた田無第四中学校(向台町2丁目)

 新型コロナウイルスで小中学校が休校中の西東京市で3月19日、市内の公立中学9校が卒業生と保護者だけの異例の卒業式を迎えた。訪れた田無第四中学校(東山信彦校長、向台町2丁目)はそれでも卒業生の優しくて力強い「巣立ちの言葉」と「門出の合唱」が続き、式が終わったあとの校庭でも、仲間や先生らと別れを惜しむ輪が広がった。

 新型コロナウィルス感染の拡大で、子ども食堂も休止せざるを得ないケースが増えている折り、食品支援の仕組みとなる「フードパントリー」の試みにあらためて注目が集まっています。府中市で最近開かれたこの活動を、西東京市の子ども食堂「放課後キッチン・ごろごろ」代表の石田裕子さんがまとめた報告です。(編集部)(写真は、会場となった子ども家庭支援センター「たっち」=府中市)

写真展のチラシから(クリックで拡大)

 こういう状況だからこそ「少しだけ明るく」なってほしい-。新型コロナウイルス感染の拡大でイベント中止が相次ぐ中、そんな思いを込めた写真展「光と明の交差展」が3月19日から4日間、西東京市のひばりが丘団地内にある「ひばりテラス118」で開かれる。20代の学生2人が撮った対照的な作品約60点が初めてお目見えする。