掘り出し物探しに1500人 田無庁舎市民広場でりさいくる市
西東京市のりさいくる市が5月6日、田無庁舎敷地内の市民広場で開かれた。ゴールデンウィーク最終日、家族連れなど延べ約1500人が掘り出し物探しを楽しんだ。
会場には、衣類や食器、フィルムカメラ、靴、アクセサリー、子ども用ミニ自転車など市民約60組が出店した。その他、地元農家の新鮮野菜や生花も並んだ。
カメラを出展した男性は「フィルムカメラは写真ができ上がるまでにお金も時間もかかるけど、これにしかない味わいがあります。すぐ売れました。カメラはどんどんいいものが欲しくなるので、使用しないものがたまります。使っていただけると嬉しい」と話していた。
また、子ども連れの女性は、「掘り出しものを探しに来たら、ちょうどいいミニ自転車を見つけました。ピンクでかわいいし、安いし、下の子も使えるのでよかった」と笑顔を見せた。また、洋服や野菜が入った袋を抱えた女性二人は、「近所なのでよく来るのだけど、ここには仮庁舎が建つので、この広場でやるりさいくる市はなくなるのよ」と説明する人もいた。
西東京市では、2001年の合併当初から、毎年4月から12月までエコプラザ西東京と同市民広場を交互に月1回ずつ、ごみの減量と資源の再利用を進めるため、リサイクル市を開催している。同市によると、出店希望者は毎回定員の1.5倍から2倍の応募があり、抽選で決めているという。
ごみ減量推進課の岩崎都泰技能長は「使えるものは捨てないで、ほしい人に使ってもらいたい。市民広場は庁舎統合に伴う仮庁舎建設が始まると使えなくなるので、9月開催以降の市民広場会場の詳細は西東京市の市報や市のホームページでご確認をお願いします」と話していた。
(柿本珠枝)
【関連リンク】
・りさいくる市(西東京市Web)
【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。