「FMひがしくるめ」開局 「街を元気に、ハッピーに!」

投稿者: カテゴリー: メディア・報道 オン 2018年6月30日

 コミュニティーラジオ局「FMひがしくるめ」が6月30日正午、正式に開局した。朝8時から夜10時まで、東久留米市の地域情報を生放送で市内のほぼ全域に発信する。スマートフォンなどでインターネット受信もできる。近く市と防災協定を結び、「街を元気に、ハッピーに!」を合い言葉に地域の活性化を目指す。(写真は、カウントダウンで開局! 両手を挙げる高橋代表=左端)

 30日正午少し前。「スタジオに集まってください。カウントダウンを始めます」。代表の高橋靖さんがスタッフに呼び掛ける。全員が入りきらないうちに時間が迫る。「…3、2、1、0」。正午ジャスト。拍手と歓声が上がり、「FMひがしくるめ」が開局した。

 早速、特別番組が始まった。高橋さんはマイクを前に「街の情報をみなさんにお届けして、街が好きになってもらう。そういう放送局になることが一番の目標です」と話した。すぐ言葉を継ぎ、「市民のみなさんにこの放送局を使っていただきたい。お役に立って、東久留米ライフを充実していただきたい」と述べた。

 

「市民のみなさんにこの放送局を使っていただきたい」と高橋代表

 

 スタジオは成美教育文化会館1階。西武池袋線東久留米駅北口から徒歩5分足らずの場所を確保した。周波数は85.4MHz、出力2Wで、市内世帯の約93%をカバーするという。

 FMだけでなく、インターネットでも受信できる。専用のアプリを用意。ダウンロード、インストールするとすぐに放送が聞こえる。

 情報誌「club くるめラ MAGAZINE」創刊号に、並木克巳市長のお祝いの言葉が載っている。並木市長はその中で「災害時の放送に関する協定」に触れ、「災害情報を即時に伝えられるのは、市民の安全安心に寄与し、心強い」と述べている。

 この創刊号は出演するパーソナリティを紹介。番組表やイベントカレンダーのほか、「club くるめラ」加盟店の紹介も兼ね、広告情報誌の役目も果たしている。

 

ガラス張りの放送スタジオ

局のマスコット「くるめラ」ちゃんも受付に立つ

 

 総務省によると、今年1月1日現在の全国のコミュニティ放送局は計315局。FMひがしくるめによると、同局は316番目という。

 運営主体は、高橋さんが社長を務める株式会社クルメディア。以前からネット放送を続けてきたNPOから準備作業を引き継ぎ、市民株主を募集するなど運営環境をを整えてきた。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・FMひがしくるめ(HP
・開局順コミュニティ放送局一覧(平成30年1月1日現在)(総務省

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