清瀬市長選に陶芸家の池田いづみさんが出馬表明

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2019年3月11日

マイクを手に出馬表明する池田いづみさん(中央)

 4月に実施される清瀬市長選挙(4月14日告示、21日投開票)に、陶芸家の池田いづみさん(71)が無所属で立候補すると、3月11日に開いた記者会見で発表した。現職の渋谷金太郎市長がすでに3選出馬の意向を明らかにしている。

 池田氏は武蔵野美術大学在学中に清瀬市民となり、卒業後に銀座で個展を開くなど陶芸家として活動を始めた。結婚、子育てで保護者の活動に参加。清瀬市男女共同参画センター(愛称アイレック)開設後は運営に携わり、同センター運営委員長、アイレックまつり実行委員長などを務め、同センターの運営や企画事業に尽力してきた。家庭内暴力(DV)の被害者を守るシェルター(避難所)の設置に立ちあがり、清瀬市男女平等推進条例案作りにも参加。2006年に条例が成立してからは、条例を「育てる会」を結成して小学校の教育にも力を入れた。自宅にギャラリーを作り、個展や市民交流の場を提供してきた。

 会見で池田さんは「清瀬市と市民との参画でよいまちづくりをしていこうというのが前市長の施策の柱であったが、現市長になってから形骸化してきた」と述べ、「市民が主役になれるような、市民が意見を言えるような環境を整え、市民自治のまちにしたい」「大きな世界を変えるのは、私たち一人一人の小さな力」などと語った。

 渋谷市長が昨年末、公用車を私的に使ったとして給料の10%減額、3ヵ月となった件を尋ねられ、「私はあってもなくてもいいと思うけれども、公用車問題については、目的や必要などについて、市や議会のみなさんと話し合ってみたい」と答えた。

 池田氏を支援する「『みんなが主役』市民の会-夢をカタチに-」共同代表の小林二男・東京外国語大学名誉教授によると、「より住みやすい清瀬」の一点で手をつなごうと呼び掛けて昨年夏に「市政を考える会」を結成。それから「市民の声に耳を傾け、福祉の増進を図るリーダーを求めて話し合いを続け、池田さんに出会った」「池田さんは市民運動の中から生まれた無党派の市民候補」と紹介した。

 推薦するのは、みどりの党、自由党、共産党のほか、清瀬市議会の会派「共に生きる」。社会民主党には推薦を要請しているという。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・「みんなが主役」市民の会-夢をカタチに-(HP

 

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清瀬市長選に陶芸家の池田いづみさんが出馬表明」への1件のフィードバック

  1. 1

    第2段落の経歴で、DVシェルター設置に関する説明を追加しました。(北嶋)

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