みんなで楽しく! やぎさわディスコ 「思いっ切り踊れてよかった」

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2019年7月17日
やぎさわディスコ

リズムに乗って会場は盛り上がった

 「みんなで楽しく踊ろう!」を合い言葉に、第1回やぎさわディスコが7月14日、西東京市の柳沢公民館視聴覚室で開かれた。お年寄りから子どもまで、ハンディキャップのある人もない人も、杖や車いすの人も踊りの輪に参加して1時間半、カラフルなライトが乱舞する視聴覚室で思い切り踊った。

 「それでは時間になりました。始めます」。午後2時過ぎ、実行委員会代表の古谷俊雄さん(66)がノートPCのキーを押すと、アバの「ダンシング・クイーン」が会場に流れた。スウェーデンの4人組が歌い、世界中でヒットしたディスコ音楽の定番。あとはノンストップ。アース・ウインド・アンド・ファイヤー(E・W&F)や光GENJI、AKB48のヒットナンバーなど12曲が次々に流れた。

 後半もダ・パンプ「USA」に始まり、サザン・オールスターズ「勝手にシンドバッド」、西城秀樹「YOUNG MAN」など馴染みの12曲が流れた。合間の語りはほとんどない。音楽がメーンの潔い構成で前後半計1時間20分余りがあっという間に過ぎた。

 会場の薄闇にミラーボールの光が交差する。赤、青、緑…。色とりどりのライトが天井に当たって散乱。踊り手もカラフルに染まる。ペンライトを持って踊る人もいる。文字通り、ディスコ空間だった。

 

 

やぎさわディスコ

ディスコのリズムに乗って思い思いに踊る

輪になって踊る

気持ちよく踊って、最後は手をつないで再会を願う

 

 一人で踊る。仲間と向き合って身体を揺らす。手をつなだり離したり。大人も子どもも、ディスコのリズムに身を任せる。車いすの人は会場の真ん中に出て、ボランティアの人たちと一緒に手を振る…。

 谷戸町からやって来た70代の女性は「20年前に事故に遭って、それから車いす生活でしたが、こんなに踊れるとは思わなかった。高校時代に踊ったツイスト以来かしら。楽しかった」と笑顔で話した。会場の入口近くで杖を片手に身体を揺らしていたのは、実行委員の一人の久保繁さん(71)。「作業所の仲間も来てくれた。みんな楽しんでくれてよかった。これから仲間と一緒に打ち上げですよ」と楽しそうだった。

チラシ

チラシ(クリックで拡大)

 昨年3月、NHKテレビ番組「首都圏ネットワーク」で、葛飾区立石で開かれていた「下町ディスコ」が紹介された。それまで西東京市内の福祉施設などで懐かしい映画や音楽を紹介していた古谷さんが番組を見て興味を持ち、現地を視察。社会福祉協議会のスタッフらとの話し合いから「西東京市でもやってみようか」と企画が動き始めた。柳沢公民館も共催になった。実行委員会を立ち上げ、ボランティアの人たちとともに5月のプレイベントを経て、本番にこぎ着けた。

 立石ディスコで古谷さんらと知り合った川口市の阿部光男さんも駆けつけた。「職場で嫌なことがあっても、各地の人と交流して視野を広げ、こういう機会を楽しみながら発散したらいい。これからも応援します」と話していた。

 

 実行委員会によると、一般の参加者52人、スタッフらを含めると計70人だった。代表の古谷さんは「明日は、身体の節々が痛いでしょうね」と笑ったあと「思った以上に集まってくれたのでホッとしています。体調を崩す人もいませんでした。次の回も安全に配慮しながら、みんなで楽しみたい」と話した。

 

古谷さん(手前)もPCを操作しながらゴーゴー!

 

 次回は10月13日。その後12月、来年2月にも開かれる。問い合わせは、 代表・古谷俊雄さん 090-1252-7450 、副代表・石田裕子さん 090-9323-1835。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影)

 

【関連リンク】
・下町ディスコ(立石ディスコナイト実行委員会

 

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みんなで楽しく! やぎさわディスコ 「思いっ切り踊れてよかった」」への1件のフィードバック

  1. 1

    参加者の人数を詳しくして、関連箇所を手直ししました。(北嶋)

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