保育園選びにスマホ活用 西東京市で情報ツールの実証実験

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙子育て・教育 オン 2020年1月23日

「ほいれこ」のちらし(クリックで拡大)

 保育園選びの参考情報をスマートフォン向け画面で提供する情報ツールの実証実験が西東京市で始まっている。期間は昨年10月半ばから今年2月末まで。昨年11月の第1次入園申請の際、約1400人が利用した。この選考結果が通知されるのが2月12日。第2次申請が締め切られるは2月19日となっている。

 これは、みずほ情報総研(本社:東京都千代田区)が開発し、西東京市向けに改良した保育園選びの情報サービスツール「ほいれこ」。ネット上のトップページにアクセスして、住所や預けたい子どもの年齢を入力すると、近くの保育園が写真入りで一覧表示され、ネット地図でもすぐに探し出せる。認可保育園(公立、私立)や認証保育園、小規模保育園など施設の種類も記載。子どもの受け入れ年齢が明記され、記入した住所からの距離も載っている。

 その後、父親、母親の就労形態や家族状況をチェックしながら進むと、保育指数のシミュレーション結果が点数表示され、入所判定のボーダーラインが分かる仕組みだ。指数の内訳や点数配分も明示される。しかも入力事項を修正すると指数も動き、入園可能な保育施設も変わってくる。市役所の窓口に行って、職員と一緒に表や地図を見ながら相談していた作業が、自宅にいてもスマホを活用してできるようになるわけだ。市の報道資料には「親の負担軽減と窓口業務の効率化」と狙いが記されていた。

 

「ほいれこ」のトップページ(左)最初の入力画面(中)共働き、預けるのは0歳児などの条件を入力した保育指数の算出結果(右)(クリックで拡大)

 

 第1次入園申請は昨年11月6日から11月18日まで。保育課によると、開始1ヵ月間の延べ利用者は約1400人に上ったという。第2次申請の締め切りは2月19日。「利用者はさらに増えそう」と同課。「表示される保育指数は昨年度のデータに基づいているのであくまで参考値ですが、保育園選びに活用してほしい。第1次の利用者アンケートは概ね好評でした」と話している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・「ほいれこ」(西東京市・みずほ情報総研
・スマートフォンから保育園選びをサポートするサービス「ほいれこ」(西東京市Web
・令和2年度 保育園等入園申込み等書類について(西東京市Web
・みずほ情報総研、保活サポートサービス「ほいれこ」の自治体との共同実証実験を開始(みずほ情報総研

 

(Visited 996 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA