西東京商工会がマスク9000枚を配布 会員に無料で5枚ずつ

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス オン 2020年4月28日

発送作業を手伝う松川紀代美会長(左)

 西東京商工会(松川紀代美会長)は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不足が伝えられるマスク9000枚を用意し、4月28日までに1事業所5枚を全会員約1800人に発送した。事業への影響を凌ぐための東京都や国の支援策を説明した資料も同封した。松川会長は「少しでもお役に立てたらうれしい」と話している。

 マスク在庫なし、入荷見込みなし。こんな張り紙がいまも店に張り出されている。そんな折り、医療品を扱う会員から、マスクが大量に入りそうだとの情報が商工会事務局に入った。市内会員の要望をまとめ、4月17日の総務委員会に図ったところゴーサイン。書面方式で開いた理事会でその報告が了承された。

 マスクは中国からの輸入品で、透明な小袋に5枚入り。27日午後、18箱に入ったマスクが事務局に運び込まれ、職員らが資料や会報と一緒に発送作業を続けた。同封のお知らせでは「早く通常の生活が戻ってくるよう、ともに協力して乗り越えていきましょう」と呼び掛けている。

 

マスクのほか、支援策をまとめた資料も一緒に送る

 

 松川会長は「新型コロナウイルスの感染拡大で西東京市でも影響が広がっています。日ごろお世話になっている会員のみなさまに、何かできないか、お役に立てることはないかと考え、マスクをお届けすることになりました」と話している。

 商工会はコロナ禍で中止や縮小が見込まれる事業などを見直し、約100万円の財源を手当てする。白井清美事務局長は「5枚は少ないというご意見もありました。今回はサンプルの意味もあります。ご希望の会員には、限りはありますが、お分けできるように計らいたい」と話している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・西東京商工会(HP

 

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