いこい-なトレイン、出発進行! 来年3月まで西武線で
西東京市のマスコットキャラクターをデザインしたラッピング列車「いこいーなトレイン」の出発式が5月17日(日)、西武新宿線田無駅で開かれた。車内は「見のがしてたね、西東京市」のコピー入り広告が揺れ、8両編成の臨時列車は親子連れなどでほぼ満員の車両もあった。1番列車は午前11時半ごろ田無駅を出発。西武池袋線保谷駅まで、普段は運行されない特別列車の旅になった。
出発式は午前11時から。定刻に到着したラッピング電車から、着ぐるみの「いこいーな」が降りる。抽選で選ばれた市内の小中学生4人のほか、丸山浩一西東京市長や若林久西武鉄道社長らがテープカットに加わった。テープカットに参加した子どもの父親は「息子が参加出来て本当によかった。将来は『電車』になりたいというほどの鉄道好きでなんです」と話していた。
4人の子どもたちも来賓も、報道陣のカメラに笑顔を向ける。ホームは人であふれ、隣のホームから電車をカメラに収めようという人たちもギッシリ。線路際の道路にも見物の人が並んでいた。
出発式の挨拶で丸山市長は「西東京市の知名度アップ、地域振興の願いをこめて『いこいーなトレイン』は来年3月まで、西武新宿線と池袋線を毎日走ります。車内広告も知恵を絞って考え、西東京の魅力発信の役割を担います」と力強く述べた。西武鉄道の若林久社長も「西東京市には西武新宿線と池袋線で5駅があり、田無、ひばりヶ丘の2駅に急行が停まるなど、西武鉄道とは関係深い市です。都心から近く、緑豊か。西東京市が暮らしやすいまちになることを願っています」と話した。
車内広告は西東京の魅力を発信するシリーズの第一弾「鉄道編」。市内5駅は通勤に便利。座って通勤、待たずに乗れる、どこに住んでも駅に近い、の3大利点をアピールしていた。
出発してから30分余り。1番列車は所沢駅を経由して正午過ぎに保谷駅に到着。田無駅から駆けつけた丸山市長がホームで出迎え、電車から降りた乗客と握手したり記念撮影したりしていた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・いこいーなトレイン出発式(西東京市Web)
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