小平市長選挙は新人の一騎打ち 小林洋子氏と磯山亮氏が立候補

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2021年3月28日

 任期満了に伴う小平市長選挙が3月28日告示され、届け出順に前小平市議会議員の小林洋子氏(48)=立憲民主、共産、国民民主、小平・生活者ネットワーク推薦=と、前小平市議会議員の磯山りょう氏(41)=自民、公明推薦=の2人が立候補を届け出た。いずれも無所属の新人。4月4日の投開票に向けて、新顔同士の一騎打ちの選挙戦がスタートした。(写真は、2候補のポスターが張られた掲示板)

 

 小林氏は小平市出身。旅行専門学校(米国留学コース)を卒業後、旅行会社、TBSラジオ954情報キャスターなどを経て、2011年に小平市議会議員に初当選し3期当選。「現市政の継承」を掲げるとともに「女性活躍」「防災」「ICT(情報通信技術)推進」を重点施策として打ち出し、具体的な政策として「市役所の女性管理職5割達成」「障がい者差別解消条例制定」などを目指している。

 

 磯山氏は愛知県尾張旭市出身。早稲田大学中退。松本洋平・現衆議院議員の秘書を経て、2011年に小平市議会議員に初当選し3期当選。19年からは議長を務めた。「小平市のみどりと暮らしやすさ」を基本に据えた「プラチナ田園都市構想」を打ち出し、具体的な政策として「市長給与月額25%カット」「小中学校へのエアコン設置」「公園などへの防犯カメラ増設」などを掲げている。

 

 市長選と同じ日程で実施される市議会議員補欠選挙(欠員3人)には、届け出順に岡田慎平しんぺい氏、佐藤みつる氏、外山真奈美まなみ氏、石津遥香はるか氏の4人が届け出た。

 

 立候補者の政策について各市民団体が公開演説会やアンケート結果を公開している。

▽「政治・知りたい、確かめ隊」は市長選立候補予定者2人と市議補選立候補予定者4人の公開演説会(手話付き)を3月21日からyoutubeで配信。「コロナ禍における課題」「財政の健全化」「防災対策」など10の質問に対する回答を求めている。
https://youtu.be/62Pghe-732g(市長選挙)
https://www.youtube.com/watch?v=NZgehu17QQ8(市議補欠選挙)

▽「わたしたちのまちのつくり方」は、立候補予定者2人に「市長として注力すべき政策について」「10年後のまちづくりのビジョン」「新型コロナウイルス対策について」など10項目について公開アンケートを実施し、回答をサイト上で公開している。
http://watashimachi.main.jp/category/election/kodaira-city-mayer-election/

▽「鷹の台ひととえん会」は3月24日、立候補予定者2人の公開討論会(手話付き)を小平市内で開催。その様子をyoutubeで公開している。
https://www.youtube.com/watch?v=0mLoi7uzq8w

 

市長選立候補予定者公開演説会

市長選挙立候補予定者公開演説会のyoutube画面

 

 小平市選挙管理委員会によると、3月27日現在の小平市の選挙人名簿登録者数は16万626人。前回市長選の投票率は34.64%。

 

 期日前投票は健康センター(3月29日〜4月3日)、東部市民センター(3月31日〜4月2日)、西部市民センター(3月31日〜4月2日)の3カ所で午前8時半〜午後8時。投票は4月4日午前7時から午後8時まで市内27カ所の投票所で。
(編注)立候補者が届け出名を一部平仮名で届け出た場合、本名に即した漢字で表記し、記事の最初にルビを振ります。
(片岡義博)

 

【参考資料】
・令和3年4月4日執行 小平市長選挙・小平市議会議員補欠選挙(小平市選挙管理委員会
小林洋子公式サイト
磯山亮公式サイト

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。小平市在住。

 

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