西東京市でもくい工事のデータ流用 ひばりが丘児童センター・保育園

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙子育て・教育 オン 2015年11月12日
ひばりが丘児童センター

ひばりが丘児童センター・そよかぜ保育園

 旭化成建材のくい工事問題で、西東京市のひばりが丘児童センターでも同社施工の約50本のくいの内、計14本でデータ流用のあることが分かった。市は同センターを実地調査、施工内容などを確認したうえで「いまのところ安全上の問題はみられない」としている。

 ひばりが丘児童センター(市内ひばりが丘3丁目)は中原小学校とひばりが丘団地に隣接。1階が市立保育園、2階が児童センター、3階が学童クラブの複合施設で2011年2月に完成した。

 

くい工事データの流用があったひばりが丘児童センター

くい工事データの流用があったひばりが丘児童センター

 

 建築営繕課によると、工事は約10メートルのくいを地中12メートルほど打ち込み、あとの2メートルはコンクリートで固める工法。約50本のくいの内、浅い地層に打ち込んだ際の電流計データの流用を確認したのが13本、地中奥の根固め部分に注入したセメントデータの1本にも流用がみられた。

 同課は、設計図書や施工記録からくいの長さ、セメントの使用量、地盤状況などを確認。現地調査で建物の傾きやひび割れなどの不具合は見られなかったが、引き続き元請け会社の菊池建設(本社西東京市谷戸町3丁目)とくい工事を担当した旭化成建材に流用の経緯や安全性の検証を要求していくという。
(北嶋孝)

【関連リンク】
・ひばりが丘児童センター(にしとうきょうキッズ

 

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