一般会計補正予算など可決 西東京市議会第3回定例会
私立幼稚園の預かり保育や認証保育所新設の補助などを盛り込んだ西東京市2016年度一般会計補正予算案が、9月23日(金)に開かれた西東京市議会第3回定例会本会議で賛成多数で原案通り可決、成立した。15億8839万円の増額補正で、一般会計予算総額は716億4672万円となった。
このほか国民健康保険など5特別会計の補正予算案を全会一致で可決。来年度から建築基準行政を東京都から移管することに伴う建築審査会条例案や関連する条例改正案も可決した。
給付型奨学金の創設を求める意見書、北朝鮮の核実験に抗議する意見書なども全会一致で可決し、駅のホームドア設置など安全対策強化を求める意見書も賛成多数で可決した。
補正予算に反対したのは森てるお氏(無所属)。反対討論で森氏は、補正予算に住民票や戸籍謄本などのコンビニ交付事務委託料が含まれことを取り上げ、「コンビニ交付事業の基になるマイナンバー制度は情報漏洩のリスクが大きく、交付に必要なマイナンバーカードの普及率も低い。システム改修費もかさみ、コンビニ交付を利用する市民にメリットはあっても、利用しない多くの市民に利益はない」などと述べ、コンビニ交付の手数料条例改正案にも反対した。関連する個人番号条例改正案には森氏のほか、藤岡智明氏ら共産党の4議員も反対したが、いずれも賛成多数で可決した。
(北嶋孝)
【関連リンク】
・議決状況一覧(PDF 120KB)
・議員提出議案(意見書)(PDF 502KB)
・陳情文書表(PDF 284KB)
・付議案件・結果(平成28年第3回定例会)(西東京市Web)
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