中学校の給食調理方式を諮問 西東京市学校給食運営審議会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙暮らし子育て・教育 オン 2016年11月29日
仮称第10中の予定地(谷戸町3丁目)

(仮称)第10中学校建設予定地(谷戸町3丁目)

 西東京市教育委員会(前田哲教育長)は11月28日(月)、同市学校給食運営審議会(有澤多津子会長)に対し、「市立中学校の給食調理方式の課題を検討」するよう諮問した。数回の審議を予定し、来年8月までに答申をまとめる見通し。

 事務局の学校運営課の説明によると、2011年から2期にわたって中学校の学校給食が実施され、現在は市内9校すべてで、小学校で調理した給食を中学校に運ぶ「親子方式」が実現した。

 ところが老朽化したひばりが丘中の移転先となる「(仮称)第10中学校」の建設が決まり、校舎が完成してから当初の2年間、近くの中原小学校が建て替えに伴って移転、仮校舎として利用することになった。このため給食室の取り扱いをめぐって中原小が使用した後は給食室を取り壊して親子方式にするか、継続使用して自校調理方式にするか検討が続いた。

 

建て替えが予定される中原小学校

建て替えが予定される中原小学校(ひばりが丘2丁目)

中原小の仮校舎になる(仮称)第10中の予定地は整地が進む

中原小の仮校舎になる(仮称)第10中の予定地は整地が進む

 

 運営審は今年5月、同中の給食室を校舎内に設置し、「中原小移転後も、ひばりが丘中の給食は自校方式とするのが妥当」との意見をまとめた。これを受けて市教委は「特例」として自校方式を決めた。

 運営審の意見書はまた、「今回の意見が特殊事情を踏まえたことに鑑み、今後の中学校給食のあり方については、なお、議論を要する」としていたため、親子方式と自校方式が混在することになる市内中学校の給食のあり方や課題などを検討することになった。

 諮問を受けた運営審の有澤会長は「私たちの任期は来年8月まで。期間はそれほどないけれども、現在の中学校の給食調理方式を検討し、どこにどんな課題があるか審議、答申したい」と述べた。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・(仮称)第10中学校の給食室設置に対する意見(西東京市Web
・西東京市立中学校完全給食について(意見)(西東京市Web

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