丸山市長が審議遅延を陳謝 補正予算案を13日に再審議

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2017年3月9日

 西東京市議会第1回定例会の予算特別委員会(二木孝之委員長)は3月6日から8日までの3日間、2016年度の補正予算案を審議した。中学校特別教室の空調設備整備事業の問題で、市側の説明が滞ったり変更したりして審議がしばしば中断。丸山市長が審議遅延を陳謝し、結局13日にあらためて予算特別委員会を開き、補正予算案を審議することになった。

 6日の予算特別委員会で稲垣裕二氏(自民)の質疑がきっかけだった。空調設備の設計委託料が、当初予算と補正予算案で約100万円違うことが分かったが、教育委員会などによる工事の内訳や変更理由などの説明が転々としたため審議は度々中断した。

 山崎英昭氏(みらい)は7日、この問題を再度取り上げて質した。
 市側が提出した資料によると、契約で定めた内容と実際の工事箇所が異なり、追加工事箇所があるほか、予定箇所の工事をしなかったなどの変更が明らかになった。しかしその理由や変更手続きなどの説明が明瞭でなく、審議が中断。再開した8日の委員会の冒頭、丸山浩一市長が「執行部の不手際で、予算委員会が長時間開会できない状態になったことを深くお詫びします」と陳謝した。

 その後も「暫時休憩」が繰り返された。結局市側は、契約内容の変更に伴って必要な協議書をその都度用意せず、最後にまとめて作成していたことを認めた。蓮見達也建築営繕課長は「(手続きが)適切ではなかった。今後はこういうことを繰り返さないようにします」と頭を下げた。

 補正予算案は13日にあらためて審議され、14日に予定される本会議で採決される見通し。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・予算特別委員会開催のお知らせ(平成29年3月9日更新)(西東京市議会
・会期内日程および付議案件(平成29年第1回定例会)(西東京市議会

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