第41回 「おひとりさまの老後」:ヨタヨタ・ドタリ期から死まで

 

6.任意後見人契約・尊厳死宣言・遺言-公証人役場へ

 

 ながながと「おひとりさま」である私が死ぬまでの迷いと必要な手続きについて記してきた。放り投げずに最後まで読んで頂いた方、如何だったでしょうか。ともかく、これだけの準備をしないと、自分らしい死に方ができないのだ。やれやれ。

 たとえ「おひとりさま」でなくても、死ぬ本人も、これから親の面倒を見なければならない子供世代も、それぞれの家庭により、やる内容は若干異なるにせよ、本稿で辿ってきたようなあれこれを考え、さまざまな手続きをしなければならない。これまでの人生では未体験な問題が多いので、何と何をしなければならないのか戸惑う。そのためには、まずは、エンディングノートを書いてみるとよい。すると、「あれ、こういう場合は、どうしたらよいのだろう」という疑問が次々と湧いてくる。

 

エンディングノート

図3 私のエンディングノート

 

 そのうえで、しかるべき人と相談しながら、重要事項は、公正証書にして公証人役場に届けておく必要がある。私は、この原稿を書きながら、ヨタヨタ期から死ぬまでの過程を少しだけ想像できた。これから、今回原稿分をエンディングノートに追加し、必要な策を講じようと思う。(了)
(画像、図表は筆者提供)

【目次】
1.ヨロヨロ期-まずは、民生委員・地域包括支援センターに相談
2. 在宅か施設か-わがままな私は在宅にしよう!
3. 在宅で死ねるか-孤独死⁉ 死んだ経験がないので不安だ
4. 任意後見制度の活用-2,000万円の預貯金で100歳まで
5. 遺産、死亡給付金と税金
6. 任意後見人契約・尊厳死宣言・遺言-公証人役場へ

 

 

 

05FBこのみ【著者略歴】
 富沢このみ(とみさわ・このみ)
 1947年東京都北多摩郡田無町に生まれる。本名は「木實」。退職、母の介護を経て、まちづくりに関わる。2012年より田無スマイル大学実行委員会代表。2016年より下宿自治会広報担当。2019年より、多世代交流・地域の居場所「どんぐり」オーナー。2020年にフェイスブック仲間と「西東京市カルタ」完成。2020年より下宿地区会館管理運営協議会代表。

 

 

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