ひばりタイムスの連載コラムなどをまとめた師岡武男著「『対案力』養成講座」(言視舎)がこのほど、労働問題などの分野で優れた著作に与えられる「日本労働ペンクラブ賞」を受賞した。(写真は、賞状とトロフィーを持つ師岡武男さん。

 ひばりタイムスの連載コラム「百音風発」に書き下ろしなどを加えた師岡武男著「『対案力』養成講座」(言視舎)が2月末に出版された。格差と貧困をもたらした新自由主義に抗して、日本経済の再生をめざす新たな経済政策を提唱している

 うれしいお知らせです。「ひばりタイムス」の連載企画「北多摩戦後クロニクル」を収録した単行本が完成し、3月19日から一般書店で発売されます。東村山・清瀬・東久留米・西東京・小平の5市を中心に50項目を取り上げ、あらたに北

 ひばりタイムスは年末にニュース更新を停止します。そこで読者に加え、記事を掲載してきた「市民ライターズ倶楽部」の常連執筆メンバー13人にも同じタイトル「ひばりタイムスとわたし」で原稿をまとめてもらいました。それぞれの末尾

◎二種類の「崩壊」論  師岡武男(評論家)  社会保障の「崩壊」論には、主張に二つの方向性がある。一つは給付の内容が貧弱になって本来の目的が果たせなくなっていると言うもの。もう一つは少子高齢化とともに給付額が大きくなって

第34回 師岡武男 (評論家)    物価高の大きな原因として円安があるが、関連して円安は日本経済の国際競争力の低下のためだと言う議論があって、問題を複雑にしている。それらの基本的問題点を考えてみる。

第33回 師岡武男 (評論家)    岸田内閣の新しい経済政策がほぼ出そろい、その一部分が補正予算として提案された。日本経済は今の物価高、低所得の不安経済から一刻も早く転換してもらいたいのだが、この政策はその期待に応えて

◎「戦争は絶対悪」を前提とした恒久平和のための政策  師岡武男(評論家)  日本経済は今、貧困と格差の生活危機が続いているが、岸田政権の下でさらに平和への危機も付け加わっている。非武装、不戦の憲法に反する軍事大国化と他国

第32回 師岡武男 (評論家)    岸田首相が、就任1年後の22年10月、国会での所信表明で「構造的な賃上げ」を重点政策として訴えた。立派な政策公約だが、その実現には今どうすればよいか、を考えてみよう。

第31回 師岡武男 (評論家)    日本経済の問題点を長年報告したり論じたりしてきて、今96歳の私が一番大事だと思う経済課題は、社会保障の充実である。私自身の生活は、寝たきりの体にならない限り、社会保障のお陰で、独居老

    百音風発(師岡武男・評論家)       第34回 物価高と円安と経済競争力の関係について(2023年11月19日)  物価高の大きな原因として円安があるが、関連して円安は

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 東久留米市の市議会議員を9期務め市長選にも出馬した桜木善生さんが7月に亡くなり、8月上旬に通夜・告別式が行われました。40年余り交友のあった西東京市在住の鈴木信幸さんから、議員時代の活躍、荒波に揉まれた若いころも含めて

第30回 師岡武男(評論家)   基本的な仕組み 1:経済とはモノ(財・サービスの実物)を生産して利用する活動であり、人類発生以来の営みである。 2:モノの生産にも利用にもカネ(貨幣)が必要であり、金融経済の制

第29回 師岡武男 (評論家)   30年前と同じ課題  日本経済にはかつて「生活大国5か年計画」というものがあった。それを振り返ってみると、今や日本は大国どころか「生活小国」になってしまった、と思わざるを得な

第28回 師岡武男 (評論家)   新鮮な標語だが  コロナ禍とデフレ下の総選挙が終わり、新内閣の政策も与野党の公約も出揃って、政治も経済も新しい段階に入った。