「古いもの」好きに導いてくれた by 中村晋也

 ぼくは西東京市の西武柳沢駅の近くで駄菓子屋を営んでいる。若い時から古いものが好きで、なにか商売を始めるときに駄菓子屋を選んだこともその流れからである。そんな、僕の古いもの好き・昭和への憧れを形成したのが、藤子不二雄によって描かれた「まんが道」である。(写真は、何度も読み返してボロボロになった『愛蔵版 まんが道』)

番組パーソナリティーの中村麻美さん(番組ホームページから FM西東京提供)

 FM西東京が毎週土曜日に放送する情報番組「ウィークエンドボイス」が4月から変わったと聞いたのはいつだったろう。それならと番組を聞いてみた。不思議なコンセプトがあふれていた。早速、取材を申し込んだ。ところが取材当日が近づいたとき、番組に出演して公開取材の形にしてもらえないかとの申し入れ。受けて立ったのが以下の報告だ。出演したのは6月13日。だいぶ時間が経った。しかし番組の変化と不思議の秘密は古びない。その一部始終を大公開しよう。

番組のロゴ(FM西東京提供)

 「ラジオで先生に会おう!」-。こんなキャッチコピーを掲げたFM西東京(84.2MHz)の生番組が4月30日午後1時から始まる。臨時休校中の西東京市立小学校18校の先生たちが1校10分間、直に子どもたちに呼び掛ける。パソコンやスマートフォンで放送を聞ける上、アプリを活用するとメッセージを送ることもできる。コミュニティーラジオ局と教育委員会が連携し、先生と子どもたちのつながりを仲立ちする試みだ。

完成した「西東京市カルタ」を丸山市長に手渡す富沢このみさん(右)と製作委員会メンバーの徳丸由利子さん(左端)と中村晋也さん(左から2人目)

 カルタで遊んでいるうちに、地域の施設や風景の由来と伝承を知り、郷土の文化に親しみが湧いてくる-。そんな思いを込めた「西東京市カルタ」が4年がかりで完成し、製作委員会代表の富沢このみさんと委員会メンバーが4月3日、西東京市の丸山浩一市長に手渡した。今後は図書館、小学校、学童クラブなどに寄贈。在日外国人が集う多文化共生センターなどでも役立ててほしいと願っている。カルタ完成までの紆余曲折やみんなの思いをまとめた富沢さんの報告です。(編集部)

新店舗は店内がよく見える(2019年8月31日)

 西東京市の西武柳沢駅北口の駄菓子屋ヤギサワベースが道路向かいに引っ越してから1ヵ月半。新店舗で8月31日夕、移転記念パーティーが開かれた。開店から3年余り。普段は子どもの姿が目立つ店内に、付き合いのあった約40人の大人が入れ代わり立ち代わり現れ、乾杯を重ねて深夜まで賑わった。

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 西東京市の柳沢周辺でこのところ、地域や商店街のイベントが目立っています。その先駆けとなった「やぎさわマーケット」が今年も9月末に開かれました。西武柳沢駅前で、駄菓子屋「ヤギサワベース」を開いている中村晋也さんに、マーケットが賑わうヒミツを解いてもらいました。(編集部)