冷たい4畳半でふれた青春の一冊 by 川地 素睿

 

 上京して初めての冬、冷たい4畳半のアパートで過ごした。大学受験で気持ちをすり減らしていた2月、アパートのある中野区の宮園書房で定価60円、80ページに満たない詩集『北国』を購入した。井伏鱒二が訳詩した「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」の文句に魅かれていたわたしには鮮烈で寂寥感に満ちた詩集だった。(写真は、徘徊していた中野駅前の裏通り)

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 「第3期市民ライターになる講座」(全5回)が10月20日から始まります。いずれも日曜日の午前中、ひばりが丘団地内のコミュニティセンター「ひばりテラス118」会議室で開かれます。自分たちの活動を伝え、地域の出来事を多くの人たちに紹介してみませんか。講座内容と参加手続きは、>>次のページをご覧ください。

 春は畑が活気づく季節。作業に精出す人の姿もよく見かけます。今年15年目を迎える東久留米市の体験型市民農園でも、収穫を思い描きながらの農作業が始まりました。同市内に住む川地素睿(かわじもとえ)さんの報告です。(編集部)(写真は、塾生たち。前列右端が榎本塾長、後列左端が金子さん=塾長宅)