小平市にあった合気柔術の道場跡に土地の提供からデザインまで市民主導でつくるユニークな公園計画が進んでいる。整備費を調達するために市が実施したクラウドファンディングには全国の門人や武術ファンたちから目標を超える寄付金が集まった。地域住民や門人たちは来年度完成予定の公園を「合気の聖地」にしたいと準備を進めている。(写真は日本庭園の趣を残す公園予定地。筆者撮影)

 10年後のわが子に向けて10年前に書かれた手紙を入れたタイムカプセルの開封式が10月1日、ルネこだいら(小平市民文化会館)前の「日本一丸ポスト」横で行われた。小平市制施行60周年記念事業の一つで、家族への大切な思いが詰まった手紙が親子に手渡された。

 新型コロナウイルス感染をめぐり、教育現場の行き過ぎた感染対策の緩和を求める小平市の市民団体の活動が全国規模に広がっている。今年2月、小平市議会で給食時の黙食やマスク会食の見直しなどを求める請願が全会一致で採択されたことを機に「全国有志子どもを思う会」が発足。子どもたちの実態調査に続き、全国の自治体に対する公開質問状の集計結果を受けて9月15日、コロナ禍におけるマスクや黙食の解除などを求める要望書を文部科学省と厚生労働省に送付した。

 小平市は発達障害などのため他人との意思疎通に困難を抱える子どもが学ぶ「自閉症・情緒障害特別支援学級」を2024年4月から市立第4小学校に設置することを決めた。小林洋子市長が9月1日の会見で、設置に向けた準備費584万円を市議会9月定例会に提出する一般会計補正予算に計上することを明らかにした。小中学校における同学級の設置状況は地域によって大きく異なり、小平市での設置は初めて。

 小平市は8月26日、2021年に後援名義の使用を承認したサイクリングイベント「ピースロード北多摩2021」の主催者が宗教団体「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関連が疑われているとして、承認について「今後の対応を検討する」と発表した。

 フランスベッド株式会社(本社・東京都新宿区)は、東京都小平市天神町4丁目に、福祉用具や医療機器の物流などを担う新事業拠点「フランスベッド メディカレント東京」を新設し、5月から稼働を始めた。75歳以上の後期高齢者人口の増加に伴う福祉・医療器具の需要拡大を見据えてサービス体制の充実を図る。(写真は「フランスベッド メディカレント東京」)

 福島県沖で3月16日深夜に起きた震度6強の地震の影響で、首都圏でも大規模な停電が発生した。西東京市内は約8000軒が停電したが、約1時間半で復旧した。西武鉄道も地震発生直後は運転見合わせで遅れが出たが、17日午前3時過ぎから平常通りの運行となった。(西武池袋線ひばりヶ丘駅=17日午前10時55分)

 西武バス(本社・所沢市)と武蔵野美術大学(小平市)は、産学協同プロジェクトの第2弾として、バス車窓からの景色を活用して車内で楽しめるレクリエーション「CHIGITTE(チギッテ)」と、バスの進行方向に合わせて広げる新感覚のマップ「ムサビご近所おりがみマップ」の配布を3月中旬から実施している。(写真は、車内レクリエーション「CHIGITTE」の紹介動画。西武バス公式YouTubeチャンネルから)

 ロシアによるウクライナ侵攻に対して、小平市は3月2日、同日付でロシアのプーチン大統領とミハイル・ガルージン駐日大使宛てに「明らかに国連憲章に違反し、断じて容認することはできない」とする抗議文を送付したことを明らかにした。同様の抗議文は東村山市をはじめ全国の自治体が相次ぎ送付している。

 小平市は2月8日、2022年度一般会計予算案を発表した。予算規模は総額774億4400万円(対前年度比較で10.1%増)で過去最大となった。新型コロナ対策のほか、女性の活躍にもつながる待機児童解消、老朽化が進む公共施設の更新、機能の再配置などに取り組む。(写真は、「小平市ゼロカーボンシティ宣言」を表明した小林洋子市長。左は小平市のシンボルキャラクター「ぶるべー」、右は太陽光発電キャラクター「ソラミ」)

 多摩済生病院(小平市美園町3丁目)は1月28日、職員15人と患者7人の計22人が新型コロナウイルスに感染したことが判明した、と発表した。(写真は多摩済生病院)

 創立150年以上の歴史を持つ英国の「マルバーン・カレッジ」は1月14日、小平市にインターナショナルスクール「Malvern College Tokyo」を2023年9月に開校すると発表した。少子化に抗して近年、インターナショナルスクールは増加傾向にある。グローバル化、多様化する社会への対応が背景にあるようだ。(写真は、Malvern College Tokyoの校舎完成イメージ)

津田塾大学(小平市)の「Learning Crisis研究会 学びの危機プロジェクト」(通称・まなキキ)は、障害のある子どもたちに大学生をオンラインで無料 “派遣”し、家庭学習を支援する新たな教育事業を立ち上げた。事業を持続的な活動にするため、大学生たちが開発に加わったコーヒーを返礼品とするクラウンドファンディングを12月27日からスタートさせた。(写真は津田塾大学)

 小平市の国立精神・神経医療研究センター(NCNP)で12月初めから、ロータリー付近のツバキの古木数本にイルミネーションが輝いている。取り付けた電飾は約1万4000個。陽が落ちて辺りが闇に包まれ始めると、シャンパンゴールドの光が一帯を優しく照らし出す。(写真は、ツバキに灯るイルミネーション)

 国会で議論が続いている子育て世帯の臨時特別給付金について、小平市は12月15日、年内に現金5万円を2回に分けて支給すると発表した。