撤去予定の「清柳園」施設機器(写真は柳泉園組合提供)

 東京都の東久留米市、清瀬市、西東京市の3市のごみを共同で処理する一部事務組合「柳泉園」議会の第1回定例会が2月19日に開かれ、昨秋の台風19号で損傷した清瀬市下宿2丁目の旧焼却場「清柳園」の解体工事やテニスコートを人工芝に張り替える工事費など総額26億2400万円の一般会計予算案を全会一致で可決した。

ごみを共同処理する柳泉園組合

 西東京、東久留米、清瀬3市のごみを共同処理する「柳泉園組合」(管理者・並木克巳東久留米市長)の議会第4回定例会が11月22日に開かれた。当初提出された5議案のうち、会計年度任用職員制度を新たに導入する条例案に複数の誤記が見つかり、結局その条例案を撤回して次の議会に再提出となった。このため管理者の並木市長の報酬と鹿島宗男助役の給料をともに5%、1ヵ月減額する条例をそれぞれ可決した。

東京地方裁判所

 西東京市、東久留米市、清瀬市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園組合」(管理者・並木克巳東久留米市長)に対し、ごみ焼却施設の長期包括運営管理契約に基づく業者への支出命令の中止を求め、すでに支払った約12億円を管理者が賠償するよう組合に求める住民訴訟の判決で、東京地裁(鎌野真敬裁判長)は9月27日、原告住民6人の訴えを却下したうえで、そのほかの住民の請求をいずれも棄却した。原告側は控訴の意向を明らかにした。