地元産の野菜や果物を使ったメニューを小中学生が考える。それを市内の飲食店がメニュー化して提供する。学校給食にも取り入れる-。西東京市は「地産地消」を図る「めぐみちゃんメニュー」事業に昨年から子どもたちのアイデアを取り入れた。今年は応募メニューも参加飲食店もほぼ倍増。野菜などの運搬を地域の福祉作業所が担う「農福連携」の道筋も加わることになった。オリジナルメニューは市内の飲食店が7月15日から8月31日まで提供する。

 「市民と農家の宝もの けやきの里のめぐみです」-こう染め抜いた緑の幟がはためく。色とりどりの地元野菜が積み上げられ、飲食店が加工した食品も店名入りで並ぶ-。西武新宿線田無駅北口のペデストリアンデッキ(歩行者連絡回廊)で[2015年]6月24日(水)午前11時に始まった第1回「めぐみちゃんメニュー プチマルシェ(小市場)」の即売会は詰めかけた買い物客で大賑わい。用意した品々は1時間半後に売り切れとなった。