西東京市は2月3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施している市立小中学校27校すべてのオンライン授業を2月7日から10日まで継続し、翌週14日から対面授業を再開する、と発表した。オンライン授業が長引いたことを踏まえ、対面授業再開時は「復習しながら丁寧に進める」という。(写真は、自分のタブレット越しに先生や友達の様子を見ながらの授業=田無小学校提供)

 西東京市立中学校の3年生を対象に、1月19日から28日までオンライン授業が実施されることになった。1月後半は高校の推薦入試が多い時期。西東京市教育委員会は14日、進路選択時期に新型コロナウイルス感染が市内各校で急拡大していることを考慮し、「3密」回避を目的に踏み込んだ対応策を取ることにした。(写真は、中学校のイメージ)

 西東京市は9月10日、市内の市立小学校で9月4日から10日までの間に児童14人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。この学校の1年生は2学期が始まった1日から登校して授業を受けていたが、10日からは2年~6年と同じようにオンライン授業に切り換え、全学年がオンライン授業となった。給食のための登校も10日~17日の間、全学年で中止。多摩小平保健所が濃厚接触者や感染経路などを調査している。(写真は、小学校校舎。本文と直接の関係はありません)

 西東京市は8月27日、新学期が始まる市立の小中学校でオンライン授業を実施すると発表した。9月3日(金)までは準備期間とし、基本的には6日(月)から10日(金)まで、学校と家庭を結ぶオンライン授業に取り組む。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言継続などの事態も織り込みながら、休校や学級閉鎖などの危機的状況にも対応したいという。(写真は、タブレット端末が1人1台に。2021年4月、市立栄小学校で)

長く使われていない教室(嘉悦大学)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため各大学が導入するオンライン授業が、5月11日から順次始まった。しかしほとんどが初の試みのため試行錯誤が続いている。小平市内の大学でもさまざまな課題が浮上している。

嘉悦大学は全施設を閉鎖し、学生と教職員の入構を原則禁止した(写真は筆者撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けて、国内外の大学でインターネットを使ったオンライン授業の導入が急速に進んでいる。北多摩地域では小平市の嘉悦大学、津田塾大学、西東京市の武蔵野大学が教室での対面形式による授業は感染リスクが高いと判断し、それぞれ今年度の授業をオンラインで実施することを表明している。