自由学園の学生らが、自然素材を生かした安心・安全なスキンケア商品の開発を目指し、専門家と組んで起業に挑戦した。社名は「きみとなり」、新ブランドは「Healtic ®(ヒールチック)」。創立100年を超える学園で学生ベンチャー誕生は初めてという。10月26日に始め、11月末に締め切ったクラウドファンディングは最終的に目標の2倍、100万円を突破した。起業の志や今後の活動を知りたいと、東久留米市に広がる学園キャンパスに向かった。

 11月11、12日に西東京市緑町の西東京いこいの森公園で西東京市民まつりが開催された。両日とも、今にも泣きだしそうな曇天で、夏日もあった前週とは一転して12日は10度を切る気温に。それでも雨はほぼ降らず、多くの市民が復活した秋の風物詩ともいえるイベントを堪能した。

 11月11、12日開催の西東京市民まつりに向け、実行委員会(岡田勇実行委員長)が実施したクラウドファンディングが4日締め切りとなり、目標額の50万円を超える63万円6000円の支援が集まった。

 11月に4年ぶりに開催される第20回西東京市民まつりの実行委員会は10月1日、まつり開催に向けたクラウドファンディングをスタートした。大幅な増額となった開催諸経費にあてるとともに、「西東京市民まつりを継続して運営するための財政的基盤を作る」ことが目的。返礼品にはまつり当日、飲食店などの物販ブースで並ばずに買える「ファストパス」やオリジナルのTシャツ、手ぬぐいなどを用意。実行委では「皆さんにご理解いただき、お力をお借りしたい」とクラウドファンディングへの協力を呼び掛けている。(画像は支援を呼びかけるサイトから)

 東京都内最大級といわれるひまわり畑をめぐってその美しさを満喫できるイベント「ひまわりフェスティバル」が清瀬市で開かれる。新型コロナウイルス感染症の影響で3年間中止になっていたのがことし復活。7月22日から30日までの期間中に10万人が訪れると予想して準備が進み、7月1日からインターネットでの予約受付が始まる。主催者はボランティアで運営する無料のイベントを支えるためのクラウドファンディングへの協力を呼び掛けている。

 小平市の国立精神・神経医療研究センター(NCNP、中込和幸理事長)は2月1日、コロナ禍によって増加するうつ病の新しい治療法の研究費を得るため、クラウドファンディングを活用すると発表した。支援金で医療機器を購入することで治療時間を大幅に短縮し、新しい治療法をどこでも受けられる医療態勢を目指す。(写真は、国立精神・神経医療研究センター病院)

古井戸再生でみんな楽しく(イラスト=指田ふみ)

 ご近所と楽しく付き合いたい。地域のお役に立ちたい。そう思っていたとき、自宅の古井戸を再生するアイデアが生まれた。思いを同じくする人が集い、プロジェクトが動き出した。ポンプ購入など必要な資金は、クラウドファンディングで賄う-。西東京市東町にお住まいの古井戸再生プロジェクト“SHARE WELL Hironta”代表、菊池ゆかりさんの報告です。(編集部)

 障害者の作業所「カプカプ」が出来てから20年近く。その活動をまとめようと、本づくりのプロジェクトが始まった。資金はインターネットで呼び掛ける「クラウドファンディング」方式。2月初めに、記念トークイベントが開かれた。「カプカプ」は横浜市にあるけれど、この企画の課題はどの地域にも共通するのかもしれない。当日のイベントに参加した大泉尚子さんに寄稿してもらった。(編集部)