◎勤続20年でも見えない壁 配慮の裏側に何が
 長瀬千雅(ライター/編集者)

 本書の主人公、三戸学さんは「車いすの先生」だ。生まれつきの脳性まひで四肢に不自由がある。2000年に秋田県の教員採用試験に合格。中学校で数学を教える。受け持ったクラスの成績は悪くない。卓球部の監督として女子団体チームを地区優勝へ導いたこともある。「(障害があるのに)すごいですね」「がんばっていますね」と言われる。なのに22年間、どれほど希望しても担任にはなれない。毎年毎年、期待してはがっかりするの繰り返し。それでも諦めない三戸さんの行動は、わたしたちに問いを差し出す。その問いが、本書のタイトルになっている。

小平市役所

 小平市は3月3日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、業務が急増している子育て支援課と保育課に、休館中の図書館、公民館の職員数人を派遣することを決めた。派遣期間は3月4日から13日まで。

教育長の保護者宛の手紙(クリックで拡大)

 西東京市の新型ウイルス感染症危機管理対策本部(本部長・丸山浩一市長)は2月28日、国の要請を受けて市立小学校18校、中学校9校の計27校を3月2日から春休みが終わるまで休校すると発表した。卒業式は「必要最小限の範囲で」実施する、としている。

相談室の愛称が決まったので、近く張り紙に替えて看板を掲示する(住吉会館ルピナス)

 西東京市の子ども相談室の愛称が「ほっとルーム」に決まった。2学期が始まってから、市内の公立小学校18校すべてでクラス投票を実施。その結果を9月20日、市がホームページに公表した。同時に、子どもの権利擁護委員らの愛称は「CPT」(Children Protect Team )となった。

教育委員会第6回定例会

 西東京市教育委員会(木村俊二教育長)が7月25日開かれ、7月初めに起きた「市内中学生死亡事案」が報告された。「市内公立中学校に通う1年の女子生徒が7月6日(木)、下校途中に大けがを負い入院治療していたが、8日(土)午前死亡した」(教育指導課)としか明らかにされず、「遺族の意向により死亡に至る詳細は差し控える」とされた。その後、全校集会、保護者説明会、生徒へのアンケート調査や臨床心理士らによる「心のケア」などの対応が報告された。